仲間同士で愚痴りあい
2003年9月14日土曜日・夜10時47分に入る
最近、仕事の流れは常に一緒である。
冷麺では、ハム入ればかりやらされるし。
おむすび&いなりはケース流し。
そぼろ弁当はほとんどがごはんならし。
豪華ちらしはきざみ揚げ。
で、朝の3時頃には終了してしまう。
保険に入っている6時間勤務組の私は商売あがったりである。
保険になんか入らなかったらよかったのだが、私はどうしても自分一人
分の税金とか保険をまかなえる独立した力を持ちたかったのだ。
子供を産んでから仕事をやめて、ずっと専業主婦だった。旦那に扶養
されている立場。世界は子供を通してしか得られない小さな世界。
少しずつストレスが積み重なり、それが買い物依存症へと繋がった。
この不景気の時代、旦那の稼ぎもどんどん減っていく。棒茄子もガタ減り。
夫婦喧嘩が絶えなくなった。子供はケンカしないでと私にしがみつく。
何かを変えたい。そんな時に、工場の募集が目に飛び込んだ。
そして、この仕事に飛び込んだ。少しずつ、以前の家族の姿に戻っていった。
私もすっかり物欲がなくなってしまった。生活にメリハリがついた。
仕事はしんどくて大変だけど、だからといって今の状況を手放そうとは
決して思わない。最低限の自分の面倒は自分で見れるということが
こんなに幸せなことだとは!それが、私の活力になっているのだ。
仕事は日曜日の朝3時8分に終了した。
喫煙室でアマミさんとイシヅカさんとおしゃべり大会である。
この3人は気が合い、なんでも言える仕事仲間である。
「巨泉さん、早く定年迎えてよねぇー」
「わたし、あの人がやめるまでは絶対仕事やめないって決めてるの」
「カシワモチさんも腹たつよねぇー」
「あの女、超わがまま女やろ!!」
「そうそう!自分の都合優先!わたしらはアンタのヘルプ違うっちゅーの」
「私らには偉そうやし、特に鼻声リーダーがいない時はめっちゃ偉そう!」
「普段は鼻声リーダーの金魚のフン状態よね」
「強いものにはへつらって、弱いものには偉そうにするよ」
「あいつ、絶対友達いないよね」
「目がこわいと思わない?」
「ブルドッグみたいな顔してるよね」
朝の4時半過ぎまでこうやって、普段のうっぷんを愚痴っていた。
こうやって、好きに言い合える仲間がいるってことも大切だよ。
じゃないと、やってられないもん。イシヅカさんが言ってた。
「最初、この仕事はじめた時、おばちゃんばっかりだからどうしようかと
思ったけど、アマミさんやりりさんが入ってくれてどれだけ嬉しかったか!」
私もだよーーー。姑みたいなおばはんばかりじゃ、さすがの私もギブアップ
していたかも・・・。
しかし、来月になると班の総入れ替えがあるらしいのだ。3人がバラバラの
班になるかもしれない・・。公休の日数も増えるかもしれないという
話がある。うーーーん・・どこもかしこも不景気だから、時間短縮も
しかたないよな。仕事があるだけマシだと考えよう。
バァバリーダーに、公休を金曜日にしてくれとお願いしておく。
もう、この間のようなことはごめんである。うちの旦那は金曜日が
遅くなることがとても多いのだ。7月と8月は金曜日だったのに、9月は
まったく希望とは違う曜日に公休が設定されていたんだもん!
連休の公休より、飛び石の公休のほうが体が楽である。
日曜日の夜から月曜日の朝まで働いたら、水曜日の夜まで休みだ!
今夜もがんばりまっする〜♪
最近、仕事の流れは常に一緒である。
冷麺では、ハム入ればかりやらされるし。
おむすび&いなりはケース流し。
そぼろ弁当はほとんどがごはんならし。
豪華ちらしはきざみ揚げ。
で、朝の3時頃には終了してしまう。
保険に入っている6時間勤務組の私は商売あがったりである。
保険になんか入らなかったらよかったのだが、私はどうしても自分一人
分の税金とか保険をまかなえる独立した力を持ちたかったのだ。
子供を産んでから仕事をやめて、ずっと専業主婦だった。旦那に扶養
されている立場。世界は子供を通してしか得られない小さな世界。
少しずつストレスが積み重なり、それが買い物依存症へと繋がった。
この不景気の時代、旦那の稼ぎもどんどん減っていく。棒茄子もガタ減り。
夫婦喧嘩が絶えなくなった。子供はケンカしないでと私にしがみつく。
何かを変えたい。そんな時に、工場の募集が目に飛び込んだ。
そして、この仕事に飛び込んだ。少しずつ、以前の家族の姿に戻っていった。
私もすっかり物欲がなくなってしまった。生活にメリハリがついた。
仕事はしんどくて大変だけど、だからといって今の状況を手放そうとは
決して思わない。最低限の自分の面倒は自分で見れるということが
こんなに幸せなことだとは!それが、私の活力になっているのだ。
仕事は日曜日の朝3時8分に終了した。
喫煙室でアマミさんとイシヅカさんとおしゃべり大会である。
この3人は気が合い、なんでも言える仕事仲間である。
「巨泉さん、早く定年迎えてよねぇー」
「わたし、あの人がやめるまでは絶対仕事やめないって決めてるの」
「カシワモチさんも腹たつよねぇー」
「あの女、超わがまま女やろ!!」
「そうそう!自分の都合優先!わたしらはアンタのヘルプ違うっちゅーの」
「私らには偉そうやし、特に鼻声リーダーがいない時はめっちゃ偉そう!」
「普段は鼻声リーダーの金魚のフン状態よね」
「強いものにはへつらって、弱いものには偉そうにするよ」
「あいつ、絶対友達いないよね」
「目がこわいと思わない?」
「ブルドッグみたいな顔してるよね」
朝の4時半過ぎまでこうやって、普段のうっぷんを愚痴っていた。
こうやって、好きに言い合える仲間がいるってことも大切だよ。
じゃないと、やってられないもん。イシヅカさんが言ってた。
「最初、この仕事はじめた時、おばちゃんばっかりだからどうしようかと
思ったけど、アマミさんやりりさんが入ってくれてどれだけ嬉しかったか!」
私もだよーーー。姑みたいなおばはんばかりじゃ、さすがの私もギブアップ
していたかも・・・。
しかし、来月になると班の総入れ替えがあるらしいのだ。3人がバラバラの
班になるかもしれない・・。公休の日数も増えるかもしれないという
話がある。うーーーん・・どこもかしこも不景気だから、時間短縮も
しかたないよな。仕事があるだけマシだと考えよう。
バァバリーダーに、公休を金曜日にしてくれとお願いしておく。
もう、この間のようなことはごめんである。うちの旦那は金曜日が
遅くなることがとても多いのだ。7月と8月は金曜日だったのに、9月は
まったく希望とは違う曜日に公休が設定されていたんだもん!
連休の公休より、飛び石の公休のほうが体が楽である。
日曜日の夜から月曜日の朝まで働いたら、水曜日の夜まで休みだ!
今夜もがんばりまっする〜♪
ママはどうして工場で仕事始めたの?
2003年9月13日夜10時をまわっても旦那が帰ってこない!
そろそろ出ないと、遅刻だ!旦那の携帯に電話してみる。
「ちょっと、いまどこにいるのよ!」
「いま、○×駅だから。」
「わたし、もう出ないといけないんだけど!」
「もうちょっとで家につくから・・坊主にそう言っておいて」
まったく・・・あぁぁぁー、もう家を出ないといけない!だいたい
なんでよりによって、こんな日に坊主は寝てくれなかったのだ!
「坊主、ママもう工場に行かなきゃダメなの。もうすぐパパ帰ってくるから
少しの間、一人で留守番しててな!」
「何時にパパ帰ってくるの?」
「10時半には家に帰ってくると思うから」
「うん・・・ママ行ってらっしゃい」
後ろ髪ひかれる思いで、私は家を出た。
たのむから、旦那よ早く家に戻っておくれよぉー!
どうにも気になり、あと半分ぐらいで工場に着くあたりから携帯から
家に電話する。坊主が心細い声で電話に出る。
「パパはまだか?」
「うん。まだ・・ボクな、かたつむり見てたの」
「あんた、なんでママと一緒に寝なかったのよ」
「だって・・・遊びたかったんだもん」
「ママ、もうちょっとで工場に着くよ」
「ママー、ボク座って電話でしゃべりたいよ」
「それやったら、一旦切ってもう一度掛け直すから、子機で出て」
「コキ?」
「切って、もう一度電話するから子機でとってピカピカ光るボタン押すの」
「ピカピカ光るボタン?」
「そうそう。わかった?じゃー切るよ」
一旦切って、工場の敷地内に入ったところで掛け直すが、なんと話し中である!
なんど掛けても話し中・・坊主〜!何してるのよぉ〜!!
工場の玄関に入ったところで、旦那の携帯に電話する。
「いまどこなのよ!」
「えっと・・□▽駅・・」
「わたし、もう工場に着いてるのよ!」
「もう家に着くから・・」
「坊主まってるからね!たのむよ!!」
髪の毛をくくってクリップで留めて、ヘアバンドをしてキャップをかぶる。
服にローラーをかけながら、家に電話。
「ママぁ・・・ぐすん、ぐすん」
「坊主〜!!何してたのよぉ〜!!」
「ぐすん、ぐすん・・コキわからないよぉ!うわーん!」
坊主おお泣き・・・どうも、子機が何なのか、どうしていいのか
わからなかったらしい・・・。坊主も頭が混乱している様子だ。
「泣くな!あんたが泣いたらママが泣きそうになる!」
「ママぁー・・うわーーーん!!」
「泣くな泣くなぁー・・パパが家に帰ってくるまで、ずっと電話で話してあげるから」
階段を上りながら、必死で坊主を励ましにかかる。タイムカードを押し
そのままロッカー室へ・・・時計を見ると10時半をまわっている。
「パパ何時に帰ってくるの?」
「さっき電話したら、今□▽駅だって。今、時計の長い針はどこ指してる?」
「えっと・・8のところ・・」
フッと見ると、アマミさんがすでに着替えて鏡の前でチェックしていた。
「アマミさん」
私は、アマミさんのところに飛んでいく
「旦那がまだ帰宅してなくて・・私が11時を過ぎても中にいけなかったら
リーダーに、もうすぐ来ますと言ってもらえますか?」
携帯を指差しながら言うと、事情を察してくれた。
「うん、わかったわかった」
旦那〜・・・たのむから時間厳守で飲みに行ってくれよな・・
「坊主、パパは長い針が10のところにくるまでには家に帰るからな」
「ママぁー・・ぐすんぐすん・・ママはどうして工場で仕事始めたの?」
ガガーーーーーン!そう聞いてきたか!!私は思わず言葉につまってしまった。
「うん・・それは、また家に帰ってからちゃんと話すね!」
「うん・・」
「泣くなよ!絶対泣くな!わかった?」
「はい。」
ロッカーに来る人が不審な目で私を見てくるが、私はとにかく坊主
の不安な気持ちを沈めるために必死である。
「いま、長い針はどこにきてる?」
「あのな・・9と10のあいだ」
「よしよし。あともう少しでパパが家に着くよ!がんばろうね!」
「うん・・・」
「泣くな!泣いたらダメよ!」
「泣くわ!泣くのが仕事や!」
ロッカーで着替えている牛村さんが突然言ってきた。おいおい・・
「ママ、パパ遅いよぉー」
「遅いよねー。帰ってきたら怒ってあげ!」
「うん・・長い針がもうちょっとで10にくるよ」
「ほんと?」(おいおい、旦那ダッシュで頼む!)
「あっ!帰ってきた!!」
「帰ってきた?じゃぁ、ママ切るよ!じゃぁーね!」
ホッとして、携帯をしまい急いで着替えにかかる。
「子供は泣くのが仕事!旦那帰ってこなかったのか?」
牛村さんが着替え終わって声をかけてくる
「はい・・」
「子供いくつなの。女の子?」
「5歳です・・男の子・・」
「旦那も仕事で遅くなったんでしょ。泣くな言ってもしょうがないでしょ」
「はぁ・・」
仕事で遅くなったんじゃないよぉー。旦那は飲んでいたんですよ・・
おっと、ぼやぼやしているヒマなんかない!作業着に着替えて
急いでローラー掛け→マスク&エプロン装着→エアシャワー室→
ローラー掛け→手洗い(石鹸・消毒・逆性石鹸)をして、やっと工場入り
夜10時55分に入る。
遅刻はまぬがれました・・。もう、こんなこと勘弁してくれ・・。
仕事の内容はいつもと一緒である。
あいかわらず、冷麺だし・・おむすび&いなりにそぼろ弁当、豪華ちらし。
そぼろ弁当の時、なぜか巨泉がごはんならしに!私は横でごはん押し
だったが、あまりにもごはんの四隅があきあきなので、クレームがくる
まえに、巨泉とかわる。私がならしたほうがずっとマシだ。
「ちょっと、そんなならし方したらふちにごはんがあがるから・・」
「よすみに伸ばさないと、そぼろが四隅に落ちるんです!」
とにかく四隅にさえごはんを伸ばしておけば、あとはアイロンで押す
だけで、格好はつくのである。アイロンで押すだけの作業なんだから
ちゃんとやってくれよ、巨泉さんーーー。って、本当に単純に押す
だけの作業をやっちゃってくれているので、ケースがガタガタに流れている!
「ちょっとぉー!ちゃんと真ん中に流してよ!!」
案の定、鼻声リーダーの罵声が飛ぶ。
「はい!すみません!!」
とりあえず私が返事しておき、巨泉にはケースを真ん中にして流してと
早口で伝える。しかし・・・巨泉は聞いてなかったようだ。
「あのなぁ!!手が届かないのよっ!ちゃんと流してよ!巨泉さん!」
鼻声リーダーがとうとうブチ切れる。私はあわてて、さえぎるように
「すみません!!ちゃんと流します!!」
と、謝り巨泉にもう一度説明する。
「だから、ケースを真ん中に流さないと鼻声リーダーは逆から卵そぼろ
を入れているので、手が届かないんです!お願いします!」
鼻声リーダーの位置はレーンとの間が広いので、それでなくても
腰が折れる位置なのである。それに、鼻声リーダーは小柄なので、もっと
大変なのだ。お願いだからさぁー、人の話は聞いておくれさ、巨泉さんよ。
豪華ちらしでは、あいかわらずバァバリーダーが
「おっさんみたいな声だしなさんな!かわいい声は!」
って言ってくるし・・・。かわいい声だせば
「照れが入っているなぁー。あかんあかん」
なんて言ってくるし(泣)。なんで、レーン流しながらリーダーと掛け合い
漫才しないとダメなんですかぁー!!
うしろでは、巨泉が追いまくられてめばりさんと班長に叱られっぱなし
だったそうだ(後でアマミさん談)。それでも、巨泉は人のせいにしていたそうで
めばりさんもアマミさんも疲れはてていたらしい。ご愁傷さまです。
しかし!なんと、巨泉はもうすぐ定年でやめるとか!!定年ブラボー!
土曜日・朝3時1分に終了
喫煙室で、アマミさんに相談する
「子供にね、どうしてママは工場で働き始めたの?って聞かれたんです・・」
「私は正直に言ったよ!子供には正直に言ったらいいの。子供のためよ」
「そうなんですか?」
「子供にも家庭の事情をちゃんとわからせなきゃ。ちゃんと言ったらわかるよ」
「わかってくれるかなぁ・・」
「二人っきりになった時に、ちゃんと話してみてごらん。きっと理解してくるよ」
「そうか・・わかってくれますよね!」
「うんうん。がんばれ!」
「はい!」
今は坊主が小さいので、早出も断っているのだがこの仕事をする限りは
将来早出もしなくてはダメな状況になってくるだろう。だからこそ
家族の協力は絶対に必要だ。旦那と坊主には気持ちよく理解してほしい。
わたしもがんばる!家族の為にも自分のためにも!
朝4時に家に帰り、布団にすべりこむ。坊主のやわらかい手をそっとにぎる。
あたたかく、柔らかい手。心の中で、今日はごめんねと謝り、にぎりながら
深い眠りに沈んでいったのでした。
そろそろ出ないと、遅刻だ!旦那の携帯に電話してみる。
「ちょっと、いまどこにいるのよ!」
「いま、○×駅だから。」
「わたし、もう出ないといけないんだけど!」
「もうちょっとで家につくから・・坊主にそう言っておいて」
まったく・・・あぁぁぁー、もう家を出ないといけない!だいたい
なんでよりによって、こんな日に坊主は寝てくれなかったのだ!
「坊主、ママもう工場に行かなきゃダメなの。もうすぐパパ帰ってくるから
少しの間、一人で留守番しててな!」
「何時にパパ帰ってくるの?」
「10時半には家に帰ってくると思うから」
「うん・・・ママ行ってらっしゃい」
後ろ髪ひかれる思いで、私は家を出た。
たのむから、旦那よ早く家に戻っておくれよぉー!
どうにも気になり、あと半分ぐらいで工場に着くあたりから携帯から
家に電話する。坊主が心細い声で電話に出る。
「パパはまだか?」
「うん。まだ・・ボクな、かたつむり見てたの」
「あんた、なんでママと一緒に寝なかったのよ」
「だって・・・遊びたかったんだもん」
「ママ、もうちょっとで工場に着くよ」
「ママー、ボク座って電話でしゃべりたいよ」
「それやったら、一旦切ってもう一度掛け直すから、子機で出て」
「コキ?」
「切って、もう一度電話するから子機でとってピカピカ光るボタン押すの」
「ピカピカ光るボタン?」
「そうそう。わかった?じゃー切るよ」
一旦切って、工場の敷地内に入ったところで掛け直すが、なんと話し中である!
なんど掛けても話し中・・坊主〜!何してるのよぉ〜!!
工場の玄関に入ったところで、旦那の携帯に電話する。
「いまどこなのよ!」
「えっと・・□▽駅・・」
「わたし、もう工場に着いてるのよ!」
「もう家に着くから・・」
「坊主まってるからね!たのむよ!!」
髪の毛をくくってクリップで留めて、ヘアバンドをしてキャップをかぶる。
服にローラーをかけながら、家に電話。
「ママぁ・・・ぐすん、ぐすん」
「坊主〜!!何してたのよぉ〜!!」
「ぐすん、ぐすん・・コキわからないよぉ!うわーん!」
坊主おお泣き・・・どうも、子機が何なのか、どうしていいのか
わからなかったらしい・・・。坊主も頭が混乱している様子だ。
「泣くな!あんたが泣いたらママが泣きそうになる!」
「ママぁー・・うわーーーん!!」
「泣くな泣くなぁー・・パパが家に帰ってくるまで、ずっと電話で話してあげるから」
階段を上りながら、必死で坊主を励ましにかかる。タイムカードを押し
そのままロッカー室へ・・・時計を見ると10時半をまわっている。
「パパ何時に帰ってくるの?」
「さっき電話したら、今□▽駅だって。今、時計の長い針はどこ指してる?」
「えっと・・8のところ・・」
フッと見ると、アマミさんがすでに着替えて鏡の前でチェックしていた。
「アマミさん」
私は、アマミさんのところに飛んでいく
「旦那がまだ帰宅してなくて・・私が11時を過ぎても中にいけなかったら
リーダーに、もうすぐ来ますと言ってもらえますか?」
携帯を指差しながら言うと、事情を察してくれた。
「うん、わかったわかった」
旦那〜・・・たのむから時間厳守で飲みに行ってくれよな・・
「坊主、パパは長い針が10のところにくるまでには家に帰るからな」
「ママぁー・・ぐすんぐすん・・ママはどうして工場で仕事始めたの?」
ガガーーーーーン!そう聞いてきたか!!私は思わず言葉につまってしまった。
「うん・・それは、また家に帰ってからちゃんと話すね!」
「うん・・」
「泣くなよ!絶対泣くな!わかった?」
「はい。」
ロッカーに来る人が不審な目で私を見てくるが、私はとにかく坊主
の不安な気持ちを沈めるために必死である。
「いま、長い針はどこにきてる?」
「あのな・・9と10のあいだ」
「よしよし。あともう少しでパパが家に着くよ!がんばろうね!」
「うん・・・」
「泣くな!泣いたらダメよ!」
「泣くわ!泣くのが仕事や!」
ロッカーで着替えている牛村さんが突然言ってきた。おいおい・・
「ママ、パパ遅いよぉー」
「遅いよねー。帰ってきたら怒ってあげ!」
「うん・・長い針がもうちょっとで10にくるよ」
「ほんと?」(おいおい、旦那ダッシュで頼む!)
「あっ!帰ってきた!!」
「帰ってきた?じゃぁ、ママ切るよ!じゃぁーね!」
ホッとして、携帯をしまい急いで着替えにかかる。
「子供は泣くのが仕事!旦那帰ってこなかったのか?」
牛村さんが着替え終わって声をかけてくる
「はい・・」
「子供いくつなの。女の子?」
「5歳です・・男の子・・」
「旦那も仕事で遅くなったんでしょ。泣くな言ってもしょうがないでしょ」
「はぁ・・」
仕事で遅くなったんじゃないよぉー。旦那は飲んでいたんですよ・・
おっと、ぼやぼやしているヒマなんかない!作業着に着替えて
急いでローラー掛け→マスク&エプロン装着→エアシャワー室→
ローラー掛け→手洗い(石鹸・消毒・逆性石鹸)をして、やっと工場入り
夜10時55分に入る。
遅刻はまぬがれました・・。もう、こんなこと勘弁してくれ・・。
仕事の内容はいつもと一緒である。
あいかわらず、冷麺だし・・おむすび&いなりにそぼろ弁当、豪華ちらし。
そぼろ弁当の時、なぜか巨泉がごはんならしに!私は横でごはん押し
だったが、あまりにもごはんの四隅があきあきなので、クレームがくる
まえに、巨泉とかわる。私がならしたほうがずっとマシだ。
「ちょっと、そんなならし方したらふちにごはんがあがるから・・」
「よすみに伸ばさないと、そぼろが四隅に落ちるんです!」
とにかく四隅にさえごはんを伸ばしておけば、あとはアイロンで押す
だけで、格好はつくのである。アイロンで押すだけの作業なんだから
ちゃんとやってくれよ、巨泉さんーーー。って、本当に単純に押す
だけの作業をやっちゃってくれているので、ケースがガタガタに流れている!
「ちょっとぉー!ちゃんと真ん中に流してよ!!」
案の定、鼻声リーダーの罵声が飛ぶ。
「はい!すみません!!」
とりあえず私が返事しておき、巨泉にはケースを真ん中にして流してと
早口で伝える。しかし・・・巨泉は聞いてなかったようだ。
「あのなぁ!!手が届かないのよっ!ちゃんと流してよ!巨泉さん!」
鼻声リーダーがとうとうブチ切れる。私はあわてて、さえぎるように
「すみません!!ちゃんと流します!!」
と、謝り巨泉にもう一度説明する。
「だから、ケースを真ん中に流さないと鼻声リーダーは逆から卵そぼろ
を入れているので、手が届かないんです!お願いします!」
鼻声リーダーの位置はレーンとの間が広いので、それでなくても
腰が折れる位置なのである。それに、鼻声リーダーは小柄なので、もっと
大変なのだ。お願いだからさぁー、人の話は聞いておくれさ、巨泉さんよ。
豪華ちらしでは、あいかわらずバァバリーダーが
「おっさんみたいな声だしなさんな!かわいい声は!」
って言ってくるし・・・。かわいい声だせば
「照れが入っているなぁー。あかんあかん」
なんて言ってくるし(泣)。なんで、レーン流しながらリーダーと掛け合い
漫才しないとダメなんですかぁー!!
うしろでは、巨泉が追いまくられてめばりさんと班長に叱られっぱなし
だったそうだ(後でアマミさん談)。それでも、巨泉は人のせいにしていたそうで
めばりさんもアマミさんも疲れはてていたらしい。ご愁傷さまです。
しかし!なんと、巨泉はもうすぐ定年でやめるとか!!定年ブラボー!
土曜日・朝3時1分に終了
喫煙室で、アマミさんに相談する
「子供にね、どうしてママは工場で働き始めたの?って聞かれたんです・・」
「私は正直に言ったよ!子供には正直に言ったらいいの。子供のためよ」
「そうなんですか?」
「子供にも家庭の事情をちゃんとわからせなきゃ。ちゃんと言ったらわかるよ」
「わかってくれるかなぁ・・」
「二人っきりになった時に、ちゃんと話してみてごらん。きっと理解してくるよ」
「そうか・・わかってくれますよね!」
「うんうん。がんばれ!」
「はい!」
今は坊主が小さいので、早出も断っているのだがこの仕事をする限りは
将来早出もしなくてはダメな状況になってくるだろう。だからこそ
家族の協力は絶対に必要だ。旦那と坊主には気持ちよく理解してほしい。
わたしもがんばる!家族の為にも自分のためにも!
朝4時に家に帰り、布団にすべりこむ。坊主のやわらかい手をそっとにぎる。
あたたかく、柔らかい手。心の中で、今日はごめんねと謝り、にぎりながら
深い眠りに沈んでいったのでした。
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仲間が脱落・かわいい声でお返事♪
2003年9月12日ロッカー室でアマミさんに10円玉を渡される
「これ、シミエさんから・・借りていたからって」
最初はハテナマークだったんだけど、そういえば事務所で販売されて
いた余った弁当を買う時に、シミエさんが10円足りなかったので
あげたんだった。10円ごとき、返さなくてもいいよと言ったのにぃー。
「シミエさんね、やめたのよ・・班長とケンカしちゃって・・」
「へっ?えぇぇぇぇぇ〜???やめたのぉ?!」
なんでも、月曜日に納豆巻きのレーンに入った時に、マサコ班長に
文句を言われて、思わず「ちゃんとやってるわっ!」
と言い返し、そのまま言い合いになったらしい。で、ブチ切れたシミエさんは
「帰らせていただく!」
と、そのままあがり事務所にかけこみたまりたまったウップンを
爆発させたそうだ。「トイレもろくにいかせないなんて、労働基準法違反じゃ!」
とも言ったらしい。事務所にいた社員は労働法うんぬんと言われると
もうあやまる一方だったらしい。でも、いちパートのシミエさんが
言ったところで、現状は何も変わらないだろう。
社員は、パートの尻をたたきまくって弁当・おにぎり・寿司を
どんどん作らせ、パートはキリキリしながらレーンを流しまくって
盛付けしまくり、食材を調理しまくる・・。
シミエさんは以前私に言っていた。
「私はりりちゃんみたいに割り切ることができない」
そう、私は何言われても叱られても、こおいうものだと割り切っている。
弁当工場で深夜に働くオンナ達なんて、そんじょそこらの人じゃ
ないんだと思っているから。心の弱い人は、こおいう職場は精神的に
まいってしまうのだろうな。現に、シミエさんのような辞め方をした
人はたくさんいると聞いている。一日でやめてしまった人もいるらしい。
私はやめないよ。
せっかくつかんだ仕事だもん。
何言われても、怒鳴られても
仕事をすることが、私のストレス解消だ。
やめちゃったら、またつまらない毎日が待っている。
この仕事にも慣れてきているし、励ましあえる仲間もいるもん。
シミエさん、疲れたんだろうね。またどこかで会いたいな。
木曜日・夜10時47分に入る。
冷麺レーンでは、錦糸玉子。たまに「錦糸玉子少ない!」と怒鳴られるも
マイペースで盛付けしまくる。横がバァバリーダーで、ひさしぶりに
ハムの盛付けするものだから、追われまくられていた。
「こんなのするの久しぶりだから、あぁーー!また追われたわよ!」
始終、こんな文句言いながら盛付けていた(笑)
そぼろ弁当では、そぼろの直し。今日の鶏そぼろはなんとも汁気が
あって、直しがやりやすい!で、盛付けているのがカワナカさん
なので、とてもきれいなのだ!レーンのスピードはかなり速かった
けど、スイスイと直しが出来る!
「もー、りりちゃんきれいきれい!すばらしい!」
めばりさんがしょっちゅう誉めてくれて、私も嬉しい!!と、ところが・・
実は、11日は結婚記念日でして、旦那とビールなんぞ飲んでしまった・・
年々、酒に弱くなった私はだんだん眠気が襲ってきたのだ!
マスクの中で、何度もあくびは出るわ涙目になるわで、最悪の体調!
教訓:やはり、仕事のある日は酒類飲んではいかん
最後は帰ってきた豪華ちらし・・・
鼻声リーダーは錦糸玉子をちらしながら、ずっとしゃべりっぱなし!
「人にはおしゃべりするなと言うくせに、リーダーがおしゃべりしてる!」
カシワモチさんが笑いながらリーダーに言う。
「ちょっとしゃべるぐらいならいいんです!私はずっとしゃべりっぱなし
の人は怒るの!!」
・・・・さっきから、リーダーずっとしゃべりっぱなしなんですけど・・
鮭フレークを盛付けている、カワナカさん相手に昔の工場の話しを
延々としている。昔はもっと過酷な仕事状況だったけど、なぜか
昔のほうが仕事は楽しかったらしい。まぁー年寄りになるほど
昔はよかったと思うものなのだ。
カシワモチさんは、私をしょっちゅう自分が都合よく働けるよう
使おうとする。やれ、あれしろ・これしろ・・もう、この人のキャラ
には慣れてしまっているので、はいはいと聞いてあげているけど
カシワモチさんが「この袋をあけて欲しいの!!!」
と私に言ってきた時は、カワナカさんがボソッと言ってくれた
「あのなぁー、人に物を頼むんならそんな言い方したらダメ!」
私にはカワナカさんが女神様に見えました。カシワモチ、わかったか!
ごはん係りがたまに「アルコールどぶ漬けしてねぇ!」と声をかけて
くる。レーンには消毒用のアルコールが入った小さなトレイが
いくつかあって、そこに手をひたすことを「どぶ漬け」と呼んでいる。
「はぁーい」
と返事した私に、バァバリーダーが言ってくる
「はぁーいって、あんた若いくせにもっとかわいらしい声出しなさい」
「はぁ?」
「あんたが一番若いんでしょ!もっとかわいい声だし!」
「春麗ちゃんがいるじゃないですかぁー。彼女が一番若いですよぉ。」
「あぁー、春麗ちゃんな。そんなもん、ちょっとしか変わらないでしょうが!」
春麗ちゃんは現役女子大生、私は今年37になるんですけど・・
「リーダー・・おおいに違うかと・・」
盛付けていた、きざみ揚げが残り少ないので食材係りさんに
追加を持ってきてもらった時に、「ありがとうございます」と言った声も
「まーた、かわいくない声!かわいい声出しなさい!!」
と言われる私って・・・で、リーダーやっぱりしゃべりっぱなしですけど・・
「頭終了したからねぇー!」
ごはん係りさんの声に、いつも通りの返事をしようとして、一瞬考えた。
「ハーーイ♪」(アイドル風の甲高い声)
「おっ、今の声はかわいかった!」
リーダー・・・どうして、そんなにかわいい声にこだわるんですか?
金曜日・朝3時22分に終了
わぁぁーー、久しぶりに3時台に終わった!!
喫煙室で、同期のキムさんに会う。この人は韓国人でとても美人。
「シミエさん、やめちゃったねぇー」
「うん、さみしいですよね」
「わたしも、しんどいけどがんばるね!りりちゃんもがんばるよ!」
「うん!やめないでがんばろうね!」
こうやって、励ましあえる仲間がいるのは本当に心強いです。
仕事に行く時、いつもジャイアンツの清原がにらんでいるでっかい
看板が見えるのだが、私はいつも清原に向かって
「番長!今夜も行ってくるぜっ!!がんばるぜっ!」
と、あいさつしている。
「りり!俺がついてるで!行ってこんかい!」
心なしか、清原番長が私に気合をいれてくれているように見える。
番長、お前もがんばれよな。
家に帰って、速攻寝る!
疲れたよぉーーー。でも、がんばりまっするー!
「これ、シミエさんから・・借りていたからって」
最初はハテナマークだったんだけど、そういえば事務所で販売されて
いた余った弁当を買う時に、シミエさんが10円足りなかったので
あげたんだった。10円ごとき、返さなくてもいいよと言ったのにぃー。
「シミエさんね、やめたのよ・・班長とケンカしちゃって・・」
「へっ?えぇぇぇぇぇ〜???やめたのぉ?!」
なんでも、月曜日に納豆巻きのレーンに入った時に、マサコ班長に
文句を言われて、思わず「ちゃんとやってるわっ!」
と言い返し、そのまま言い合いになったらしい。で、ブチ切れたシミエさんは
「帰らせていただく!」
と、そのままあがり事務所にかけこみたまりたまったウップンを
爆発させたそうだ。「トイレもろくにいかせないなんて、労働基準法違反じゃ!」
とも言ったらしい。事務所にいた社員は労働法うんぬんと言われると
もうあやまる一方だったらしい。でも、いちパートのシミエさんが
言ったところで、現状は何も変わらないだろう。
社員は、パートの尻をたたきまくって弁当・おにぎり・寿司を
どんどん作らせ、パートはキリキリしながらレーンを流しまくって
盛付けしまくり、食材を調理しまくる・・。
シミエさんは以前私に言っていた。
「私はりりちゃんみたいに割り切ることができない」
そう、私は何言われても叱られても、こおいうものだと割り切っている。
弁当工場で深夜に働くオンナ達なんて、そんじょそこらの人じゃ
ないんだと思っているから。心の弱い人は、こおいう職場は精神的に
まいってしまうのだろうな。現に、シミエさんのような辞め方をした
人はたくさんいると聞いている。一日でやめてしまった人もいるらしい。
私はやめないよ。
せっかくつかんだ仕事だもん。
何言われても、怒鳴られても
仕事をすることが、私のストレス解消だ。
やめちゃったら、またつまらない毎日が待っている。
この仕事にも慣れてきているし、励ましあえる仲間もいるもん。
シミエさん、疲れたんだろうね。またどこかで会いたいな。
木曜日・夜10時47分に入る。
冷麺レーンでは、錦糸玉子。たまに「錦糸玉子少ない!」と怒鳴られるも
マイペースで盛付けしまくる。横がバァバリーダーで、ひさしぶりに
ハムの盛付けするものだから、追われまくられていた。
「こんなのするの久しぶりだから、あぁーー!また追われたわよ!」
始終、こんな文句言いながら盛付けていた(笑)
そぼろ弁当では、そぼろの直し。今日の鶏そぼろはなんとも汁気が
あって、直しがやりやすい!で、盛付けているのがカワナカさん
なので、とてもきれいなのだ!レーンのスピードはかなり速かった
けど、スイスイと直しが出来る!
「もー、りりちゃんきれいきれい!すばらしい!」
めばりさんがしょっちゅう誉めてくれて、私も嬉しい!!と、ところが・・
実は、11日は結婚記念日でして、旦那とビールなんぞ飲んでしまった・・
年々、酒に弱くなった私はだんだん眠気が襲ってきたのだ!
マスクの中で、何度もあくびは出るわ涙目になるわで、最悪の体調!
教訓:やはり、仕事のある日は酒類飲んではいかん
最後は帰ってきた豪華ちらし・・・
鼻声リーダーは錦糸玉子をちらしながら、ずっとしゃべりっぱなし!
「人にはおしゃべりするなと言うくせに、リーダーがおしゃべりしてる!」
カシワモチさんが笑いながらリーダーに言う。
「ちょっとしゃべるぐらいならいいんです!私はずっとしゃべりっぱなし
の人は怒るの!!」
・・・・さっきから、リーダーずっとしゃべりっぱなしなんですけど・・
鮭フレークを盛付けている、カワナカさん相手に昔の工場の話しを
延々としている。昔はもっと過酷な仕事状況だったけど、なぜか
昔のほうが仕事は楽しかったらしい。まぁー年寄りになるほど
昔はよかったと思うものなのだ。
カシワモチさんは、私をしょっちゅう自分が都合よく働けるよう
使おうとする。やれ、あれしろ・これしろ・・もう、この人のキャラ
には慣れてしまっているので、はいはいと聞いてあげているけど
カシワモチさんが「この袋をあけて欲しいの!!!」
と私に言ってきた時は、カワナカさんがボソッと言ってくれた
「あのなぁー、人に物を頼むんならそんな言い方したらダメ!」
私にはカワナカさんが女神様に見えました。カシワモチ、わかったか!
ごはん係りがたまに「アルコールどぶ漬けしてねぇ!」と声をかけて
くる。レーンには消毒用のアルコールが入った小さなトレイが
いくつかあって、そこに手をひたすことを「どぶ漬け」と呼んでいる。
「はぁーい」
と返事した私に、バァバリーダーが言ってくる
「はぁーいって、あんた若いくせにもっとかわいらしい声出しなさい」
「はぁ?」
「あんたが一番若いんでしょ!もっとかわいい声だし!」
「春麗ちゃんがいるじゃないですかぁー。彼女が一番若いですよぉ。」
「あぁー、春麗ちゃんな。そんなもん、ちょっとしか変わらないでしょうが!」
春麗ちゃんは現役女子大生、私は今年37になるんですけど・・
「リーダー・・おおいに違うかと・・」
盛付けていた、きざみ揚げが残り少ないので食材係りさんに
追加を持ってきてもらった時に、「ありがとうございます」と言った声も
「まーた、かわいくない声!かわいい声出しなさい!!」
と言われる私って・・・で、リーダーやっぱりしゃべりっぱなしですけど・・
「頭終了したからねぇー!」
ごはん係りさんの声に、いつも通りの返事をしようとして、一瞬考えた。
「ハーーイ♪」(アイドル風の甲高い声)
「おっ、今の声はかわいかった!」
リーダー・・・どうして、そんなにかわいい声にこだわるんですか?
金曜日・朝3時22分に終了
わぁぁーー、久しぶりに3時台に終わった!!
喫煙室で、同期のキムさんに会う。この人は韓国人でとても美人。
「シミエさん、やめちゃったねぇー」
「うん、さみしいですよね」
「わたしも、しんどいけどがんばるね!りりちゃんもがんばるよ!」
「うん!やめないでがんばろうね!」
こうやって、励ましあえる仲間がいるのは本当に心強いです。
仕事に行く時、いつもジャイアンツの清原がにらんでいるでっかい
看板が見えるのだが、私はいつも清原に向かって
「番長!今夜も行ってくるぜっ!!がんばるぜっ!」
と、あいさつしている。
「りり!俺がついてるで!行ってこんかい!」
心なしか、清原番長が私に気合をいれてくれているように見える。
番長、お前もがんばれよな。
家に帰って、速攻寝る!
疲れたよぉーーー。でも、がんばりまっするー!
帰ってきたアイツ
2003年9月11日水曜日は給料日でした。
思ってたより給料少ないよぉ(泣)
自分のこづかい(へそくり)残せるかいな・・
水曜日・夜10時47分に入る。
冷麺のレーンでは、ニキビ班長にマヨに入れと言われてはいる。
今夜はめばりさんが公休なので、蓋閉めは巨泉さんである。
ちゃっかり、私の目の前だわさ。私はどうも、この人とは縁があるらしい(泣)。
マヨの前に入れる、つゆ袋係りはカワナカさんなのだが、この人も
何かと私に色々親切にしてくれる。で、気付くとレーンが流れるまでに
カワナカさんと巨泉さんがあーやこーやと言いながらマヨ袋を
置く方向にそろえてくれているよぉ〜!!わたしって、そんなに
かまいたくなるほど(手出ししたくなるほど)不器用極まりない人なのね。
で、レーンが流れるとこのカワナカさんがすごいのだ!!不器用な
私と巨泉さんの仕事まで、少しでも余裕ができるとしちゃうのだ!!
そおいえば、以前冷麺の内蓋を閉める係りに途中から入った時に
ゴマとカラシを入れていた人が内蓋もやっていたのだが、「別に内蓋
してもらわなくても、いいのに・・せっかく両方できる練習に
なっていたのに・・」なんて言われたことがあった。カワナカさんも
きっと、かけもちで仕事ができるよう訓練しているのだろう。
この仕事は速さと正確さがポイントである。私みたいなどんくさい奴は
とにかく、与えられた仕事を正確に速くすること。かけもち仕事は
基本がきっちりできてからだわさ。とにかく、仕事がきれいで速い人の
動きは仕事しながらしょっちゅう盗み見するようにはしています。
おむすび&いなりを300食ちょっと流し、今夜のそぼろ弁当は
1906食となっている。あー、これ終わったらまたどこかの班に
ヘルプ行かされるのかなぁー・・と思いながら、ごはん押ししてたら
ごはん係りのミヤさんが「途中で切り替えだからね」と、声をかけてくる。
切り替え?????????
・・・・どこかで見た記憶があるケース・・・
確か、最初は廃番になったんだと思い、結局違う班の担当になったと
聞いていた・・豪華ちらし!!げろげろげろーーー!
な、なんでお前がまた帰ってくるんだ!!!!!
そぼろ弁当を残り400食を残し、ちらしに切り替える。気分はげっそり。
「なんで、切り替えてやるんですか?」
思わずイシヅカさんに聞いてみる
「寿司系は時間が決まっているんだって」
つまり、そぼろ弁当を流し終えてからでは遅すぎるというわけである。
はぁーーー・・で、私は何すればいいんでしょ?鼻声リーダ〜
「りりさん、きざみ揚げ入って」
よがったぁぁぁぁぁ〜・・のり地獄まぬがれたよぉーー!
以前は、しょうゆダレ係り、きざみのり係りとなっていたのに
この二つの係りが合体して、しょうゆダレをごはんに塗りながらのりを
まぶすことになったようで、最初はレーンのスピードをゆるめて
「カシワモチさん、元のスピードでいけるか?」
「はい!戻してくれてOKでぇーす」
カシワモチさんが、しょうゆダレ&きざみのり係りで、鼻声リーダーが
慣れてから、元のスピードに戻した。おっおっおっ!ぼやっとしてたら
追われる追われる!このきざみ揚げちゃんは、時々固まっているので
ごはんにちらしながら、この塊もほぐさないといけない。
で・・・しょうゆダレ→きざみのり→きざみ揚げなのだが、わたしが
両手できざみ揚げをごはんの上に広げることをいいことに
カシワモチさんは、しょうゆダレを広げなくなった!!この人の
考えそうな技である。前にマサコ班長が見張っていた時は
「しょうゆダレちゃんと広げなさい!!」
と、カシワモチさんは何度も叱られていたのだが今夜はマサコ班長は
公休でいない。で、この手抜き作業である・・。こんなこと
違う人・・特に私なんかがやったらいの一番に文句言うのはきっと
カシワモチさんだろう。でも、この仕事をやっている人が必然的に
身につける手抜きの技術なのかもしれないな。しかし、なんとなく
カシワモチさんのずるさに腹が立つ。
ちらしが終わって、残りのそぼろ弁当を流し終了。私はこの後は掃除。
ぞうきんで、レーンの汚れをゴシゴシ拭いていたら鼻声リーダーから
もうあがりなさいと言われる。5時まであと少しなのに・・でも、
あがらないと、社員に文句言われるのはリーダーなので、素直にあがる。
木曜日・朝4時41分に終了
さぁー、月曜日の朝まで休み無しだ!盛付けまくるぞぉ!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
>もぐさん
こっそり読んで下さっててありがとうです。
毎日色んな記念日があるものですね。
>のもそさん
お気に入りありがとうございます。
ぼちぼち書いてますので、これからもよろしゅーに。
思ってたより給料少ないよぉ(泣)
自分のこづかい(へそくり)残せるかいな・・
水曜日・夜10時47分に入る。
冷麺のレーンでは、ニキビ班長にマヨに入れと言われてはいる。
今夜はめばりさんが公休なので、蓋閉めは巨泉さんである。
ちゃっかり、私の目の前だわさ。私はどうも、この人とは縁があるらしい(泣)。
マヨの前に入れる、つゆ袋係りはカワナカさんなのだが、この人も
何かと私に色々親切にしてくれる。で、気付くとレーンが流れるまでに
カワナカさんと巨泉さんがあーやこーやと言いながらマヨ袋を
置く方向にそろえてくれているよぉ〜!!わたしって、そんなに
かまいたくなるほど(手出ししたくなるほど)不器用極まりない人なのね。
で、レーンが流れるとこのカワナカさんがすごいのだ!!不器用な
私と巨泉さんの仕事まで、少しでも余裕ができるとしちゃうのだ!!
そおいえば、以前冷麺の内蓋を閉める係りに途中から入った時に
ゴマとカラシを入れていた人が内蓋もやっていたのだが、「別に内蓋
してもらわなくても、いいのに・・せっかく両方できる練習に
なっていたのに・・」なんて言われたことがあった。カワナカさんも
きっと、かけもちで仕事ができるよう訓練しているのだろう。
この仕事は速さと正確さがポイントである。私みたいなどんくさい奴は
とにかく、与えられた仕事を正確に速くすること。かけもち仕事は
基本がきっちりできてからだわさ。とにかく、仕事がきれいで速い人の
動きは仕事しながらしょっちゅう盗み見するようにはしています。
おむすび&いなりを300食ちょっと流し、今夜のそぼろ弁当は
1906食となっている。あー、これ終わったらまたどこかの班に
ヘルプ行かされるのかなぁー・・と思いながら、ごはん押ししてたら
ごはん係りのミヤさんが「途中で切り替えだからね」と、声をかけてくる。
切り替え?????????
・・・・どこかで見た記憶があるケース・・・
確か、最初は廃番になったんだと思い、結局違う班の担当になったと
聞いていた・・豪華ちらし!!げろげろげろーーー!
な、なんでお前がまた帰ってくるんだ!!!!!
そぼろ弁当を残り400食を残し、ちらしに切り替える。気分はげっそり。
「なんで、切り替えてやるんですか?」
思わずイシヅカさんに聞いてみる
「寿司系は時間が決まっているんだって」
つまり、そぼろ弁当を流し終えてからでは遅すぎるというわけである。
はぁーーー・・で、私は何すればいいんでしょ?鼻声リーダ〜
「りりさん、きざみ揚げ入って」
よがったぁぁぁぁぁ〜・・のり地獄まぬがれたよぉーー!
以前は、しょうゆダレ係り、きざみのり係りとなっていたのに
この二つの係りが合体して、しょうゆダレをごはんに塗りながらのりを
まぶすことになったようで、最初はレーンのスピードをゆるめて
「カシワモチさん、元のスピードでいけるか?」
「はい!戻してくれてOKでぇーす」
カシワモチさんが、しょうゆダレ&きざみのり係りで、鼻声リーダーが
慣れてから、元のスピードに戻した。おっおっおっ!ぼやっとしてたら
追われる追われる!このきざみ揚げちゃんは、時々固まっているので
ごはんにちらしながら、この塊もほぐさないといけない。
で・・・しょうゆダレ→きざみのり→きざみ揚げなのだが、わたしが
両手できざみ揚げをごはんの上に広げることをいいことに
カシワモチさんは、しょうゆダレを広げなくなった!!この人の
考えそうな技である。前にマサコ班長が見張っていた時は
「しょうゆダレちゃんと広げなさい!!」
と、カシワモチさんは何度も叱られていたのだが今夜はマサコ班長は
公休でいない。で、この手抜き作業である・・。こんなこと
違う人・・特に私なんかがやったらいの一番に文句言うのはきっと
カシワモチさんだろう。でも、この仕事をやっている人が必然的に
身につける手抜きの技術なのかもしれないな。しかし、なんとなく
カシワモチさんのずるさに腹が立つ。
ちらしが終わって、残りのそぼろ弁当を流し終了。私はこの後は掃除。
ぞうきんで、レーンの汚れをゴシゴシ拭いていたら鼻声リーダーから
もうあがりなさいと言われる。5時まであと少しなのに・・でも、
あがらないと、社員に文句言われるのはリーダーなので、素直にあがる。
木曜日・朝4時41分に終了
さぁー、月曜日の朝まで休み無しだ!盛付けまくるぞぉ!
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
>もぐさん
こっそり読んで下さっててありがとうです。
毎日色んな記念日があるものですね。
>のもそさん
お気に入りありがとうございます。
ぼちぼち書いてますので、これからもよろしゅーに。
うるさい人ほど、自己チューだ。
2003年9月8日通勤途中で、一緒にバイト入社したシミエさんとバッタリ。
マサコ班長の悪口で盛り上がる(爆)。
「あんた、公休以外一日も休んでないって聞いたけど、えらいねぇ。」
シミエさんはすでに公休以外に3日ほど休んだという。シミエさんは
昼間も働いているから、そりゃぁー疲れるよな。
「だって、それでなくても早くにあがらされることが多いから休んだら
給料減るもん。」
もう、私の場合は『ゼニ・ゼニ!ゼニの為やぁ!』なので、甘えてなど
いられない。
しかし、不思議なことに今まで働いていた時は朝起きたら急に会社
行くのが嫌になって、時々サボリで休んだことあったのに、この仕事を
始めてからは、そおいう気がまったく起きてない。そりゃー、しんどいけど
機嫌よく働きに行っている。終わった後の『働いたぞぉ!』の充実感が
あるから、続けられるのかもしれないな。
夜10時47分に入る。
冷麺レーンに入ると、いきなり巨泉から
「りりちゃぁーん!ハム入って!!」
と、ご指名されてしまう・・。な、なんで・・。
「もう、ハムが汚くて直しが大変なのよっ!早くその子と変わって!」
初心者マークをつけた子が、小さくなってハム入れをしている。
かわいそうに・・。ハムはむずかしいんだから、ましてや初心者マーク
の子じゃないかよ。そんな、大声で言わなくてもいいのにな。
「私も、ハムに入れって言われたのよ」
いつもニコニコしている、イシヅカさんがハム係りのパートナーだ。
「うるさいおばはん!うるさいのよ、いつも。ねぇ」
「今日もめばりさん公休なんですね・・・。最悪ですね。」
「いじわるすぎるのよ、巨泉さんは・・」
「ほんと、ほんと。自分だって・・・ねぇ?」
「笑」
イシヅカさんと順調にハム盛付け開始。うしろで、巨泉が
「なっ!りりちゃんのハムはきれいでしょーー。これで助かったわ!」
おいおい・・・私はあんたの為に盛付けしてんじゃねぇぞ!
冷麺レーンの時、帯をまく人がいて、その係りはいつもカシワモチさんが
担当している。今まで、この日記には登場していなかったが、実は
この人もめちゃくちゃうるさい人である。とにかく、自分中心で
物事を言ってくるのである。このカシワモチさんと巨泉がタックを
組むと・・・すごいことになるのだ・・。
「ハム少ない!」
「錦糸汚い!!」
とにかく、クレームの嵐・・・。
「うしろ、うるさすぎ。」
イシヅカさんがぼそっとつぶやいた。
私はマスクの中で笑いをこらえるのに必死だった。
冷麺の麺が出てくる機械の調子が悪く、冷麺レーンではかなり
時間を費やした。冷麺終了が1時である。もう、寒さとおりこして、
凍りそうでした・・。ほんとうにもう冷麺終了しようよぉー(大泣)
おむすび&いなりと2038食のそぼろ弁当を流し終えたのが3時過ぎである。
6時間勤務組はまたまたマサコ班長に引率され、鶏カラ弁当レーンへ。
私は、ごはんにゴマふりとカップを置く係り。楽勝なやつでよかった!
私の前では鶏カラを盛付けているのだが、これがもう、半端じゃない
スピード!!右と左手にそれぞれ3個の鶏カラを持って、盛付けていき
すぐにバッカンが空になるので、これまたものすごいスピードで
バッカンを替えて、フルスピードで盛付ける!すげぇーすげぇー!
「これ、めちゃくちゃええ運動でしょ。痩せるわよぉー!」
確かに・・・。重いバッカンを何度も持ち上げて、腕をマッハ級の速さで
動かして盛付けるんだもんなーー。私には無理だよぉーー。いつかは
こんな芸当できるのかいな?
朝4時12分に終了
やったぁぁーーー!やっと公休だ!!うれぴーー!
月曜日・火曜日とお休みです。
水曜日の夜から仕事です。明日と水曜日の日記はお休み。木曜日に
更新します。そっと、読んで下さっている方や通りすがりの方
いつもありがとうございます。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
>みみみんさん
お気に入りありがとうございます。
私も給料入ったら、美容院行きます。
ボサボサの伸び伸びです。
これからもよろしゅーにm(__)m
マサコ班長の悪口で盛り上がる(爆)。
「あんた、公休以外一日も休んでないって聞いたけど、えらいねぇ。」
シミエさんはすでに公休以外に3日ほど休んだという。シミエさんは
昼間も働いているから、そりゃぁー疲れるよな。
「だって、それでなくても早くにあがらされることが多いから休んだら
給料減るもん。」
もう、私の場合は『ゼニ・ゼニ!ゼニの為やぁ!』なので、甘えてなど
いられない。
しかし、不思議なことに今まで働いていた時は朝起きたら急に会社
行くのが嫌になって、時々サボリで休んだことあったのに、この仕事を
始めてからは、そおいう気がまったく起きてない。そりゃー、しんどいけど
機嫌よく働きに行っている。終わった後の『働いたぞぉ!』の充実感が
あるから、続けられるのかもしれないな。
夜10時47分に入る。
冷麺レーンに入ると、いきなり巨泉から
「りりちゃぁーん!ハム入って!!」
と、ご指名されてしまう・・。な、なんで・・。
「もう、ハムが汚くて直しが大変なのよっ!早くその子と変わって!」
初心者マークをつけた子が、小さくなってハム入れをしている。
かわいそうに・・。ハムはむずかしいんだから、ましてや初心者マーク
の子じゃないかよ。そんな、大声で言わなくてもいいのにな。
「私も、ハムに入れって言われたのよ」
いつもニコニコしている、イシヅカさんがハム係りのパートナーだ。
「うるさいおばはん!うるさいのよ、いつも。ねぇ」
「今日もめばりさん公休なんですね・・・。最悪ですね。」
「いじわるすぎるのよ、巨泉さんは・・」
「ほんと、ほんと。自分だって・・・ねぇ?」
「笑」
イシヅカさんと順調にハム盛付け開始。うしろで、巨泉が
「なっ!りりちゃんのハムはきれいでしょーー。これで助かったわ!」
おいおい・・・私はあんたの為に盛付けしてんじゃねぇぞ!
冷麺レーンの時、帯をまく人がいて、その係りはいつもカシワモチさんが
担当している。今まで、この日記には登場していなかったが、実は
この人もめちゃくちゃうるさい人である。とにかく、自分中心で
物事を言ってくるのである。このカシワモチさんと巨泉がタックを
組むと・・・すごいことになるのだ・・。
「ハム少ない!」
「錦糸汚い!!」
とにかく、クレームの嵐・・・。
「うしろ、うるさすぎ。」
イシヅカさんがぼそっとつぶやいた。
私はマスクの中で笑いをこらえるのに必死だった。
冷麺の麺が出てくる機械の調子が悪く、冷麺レーンではかなり
時間を費やした。冷麺終了が1時である。もう、寒さとおりこして、
凍りそうでした・・。ほんとうにもう冷麺終了しようよぉー(大泣)
おむすび&いなりと2038食のそぼろ弁当を流し終えたのが3時過ぎである。
6時間勤務組はまたまたマサコ班長に引率され、鶏カラ弁当レーンへ。
私は、ごはんにゴマふりとカップを置く係り。楽勝なやつでよかった!
私の前では鶏カラを盛付けているのだが、これがもう、半端じゃない
スピード!!右と左手にそれぞれ3個の鶏カラを持って、盛付けていき
すぐにバッカンが空になるので、これまたものすごいスピードで
バッカンを替えて、フルスピードで盛付ける!すげぇーすげぇー!
「これ、めちゃくちゃええ運動でしょ。痩せるわよぉー!」
確かに・・・。重いバッカンを何度も持ち上げて、腕をマッハ級の速さで
動かして盛付けるんだもんなーー。私には無理だよぉーー。いつかは
こんな芸当できるのかいな?
朝4時12分に終了
やったぁぁーーー!やっと公休だ!!うれぴーー!
月曜日・火曜日とお休みです。
水曜日の夜から仕事です。明日と水曜日の日記はお休み。木曜日に
更新します。そっと、読んで下さっている方や通りすがりの方
いつもありがとうございます。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
>みみみんさん
お気に入りありがとうございます。
私も給料入ったら、美容院行きます。
ボサボサの伸び伸びです。
これからもよろしゅーにm(__)m
おむすび盛付け修行
2003年9月7日*土曜日は、旦那にPCを独占されてしまい日記がかけませんでした。
金曜日の夜から土曜日の朝までの日記でごじゃります。
夜10時47分に入る。
冷麺では錦糸玉子。冷え冷えになった食材なので、これを盛付けて
いると、段々指先の感覚がなくなっていく。自分では5g程度の量を
つかんでいると思っているのに、気付くと少なすぎたりしたりする。
もう、本当に冷麺食べるのやめようよ>お客様m(__)m
おむすび&いなりを348食分、順調に流し終えた後は、そぼろ弁当だ。
今夜も1500食以上はあるみたい。私はごはんならし係り。この仕事も
手首が腱鞘炎になってしまうが、最初に比べるとかなり要領が
わかってきて、追われることがなくなった。今夜はめばりさんが
公休なので、最後にフィルムと蓋を閉めるのは巨泉なのだが
本当にこのおばはんは・・・・。あいもかわらず、自分の勝手で
レーンを止めるし、ギャーギャー文句言ってくる。ええかげん
うるさいなぁーっと思っていたら、バァバリーダーが代弁してくれた。
「ギャーギャーうるさい!!」
巨泉の文句はこの一言ですっかり消えてなくなったので、リーダーに感謝♪
3時半には、そぼろ弁当終了。ここで、5時間勤務組みはお疲れ様〜。
あぁぁぁーーー。あの豪華ちらしがなくなっただけで、こんなに
楽チンとは!!私のような6時間勤務組はあがれないけど、気分的に違う!
ブチ主任から、隣のレーンのヘルプに入るよう命じられ、最初は
あなごの押し寿司を盛付けていたのだが、こいつがめちゃくちゃ
扱いにくい!斜めに4個ケースに収めるのだが、そろっている
あなご寿司を斜めにするのに手間取るのだ。おいおい、こんなの
私にさせたらダメだよぉーーー(涙)。すると、心優しい妙子リーダー
が巻き寿司に変われと言って下さった!妙子リーダーは、偏屈な
リーダーが多い中、いたって普通のお人柄。リーダーだから、そりゃ
厳しいけれど、ガミガミ言う事もなく指示も的確。
巻き寿司の盛り付けも本当に優しくご指導下さる。ありがたや、
ありがたや。で、お次は大人気弁当の俵おむすび弁当である。
これは、もうものごっつい数である!なんせ、価格が安いうえに、
おむすびが6個に、ボリュームのあるおかず!女性には量が多い
けど、男性には非常に受けがいいらしい。私が入るのはトップの
おむすび盛付け。二人組でするのだが、一人が盛付けている
間に、横でおむすびが入ったバッカンを準備してスタンバイ。
終わったら、間髪いれずにそのバッカンを持って横にすべるように
入り、盛付ける。これの繰り返しである。両手で6個のおむすびを
わしづかみにして、ケースに収めるのだが、これも慣れないうちは
追われまくる。追われたら、横でスタンバっている人がサッと
ヘルプしてくれた。妙子リーダーも「慣れてないのだから、無理しないよ。
ベテランがカバーするからな!きれいに盛付けることだけ考えてな!」
と、まぁー私にとってはこんなに温かい励ましはない!!一緒に
やっている、おむすび係りの人も優しい!!とにかく、スタンバっている
時は、ベテランさんの盛付け方をとくと観察する。まず、手元を見てない。
流れるケースだけを見ている。で、微妙に立ち位置を変えて盛付けている。
なるほどーーーー。とにかく、いいと思った所は真似して自分の
技にしていくのが、上達への道だから、とにかくがんばった!
しかし、バッカンは減らない!山積みになったおむすびの入った
バッカンの列がいったい、いくつあっただろう。
で、やっと終わったと思ったら食材係りの班長が
「はーーい、じゃぁー第3便いくよぉー!」
と、またまたものすごい数のおむすびバッカンを持ってくる!!
ま、まぁー人気商品だしね(汗)。うしっ!りりさん、がんばるわ!
「りりちゃん、大丈夫か?疲れたか?」
妙子リーダーが声をかけてくる。
「いえ!しんどくないんです。ただ、自分の下手くそさに
がっくりきているだけですぅー」
どうしても、1個おむすびをとり損なったり、流れについていけなく
なってしまうのである。自己嫌悪・・・。
で、やっと終了!山積みのバッカンはきれいになくなっていた。
「りりちゃん、ありがとうね!助かったよぉ」
「いえいえ、なんだかかえって足手まといになっていたような・・」
「何いってるの!なかなか上手だったよ!」
もう、妙子リーダー誉めるのうますぎだよぉーー。
こちらこそ、いい修行させてもらったので
「こちらこそ、どうもありがとうございました!」
と、お礼を言ってあがらせてもらう。
朝4時15分でした。
あと、一日だ!日曜日働いたら連休だ!!
金曜日の夜から土曜日の朝までの日記でごじゃります。
夜10時47分に入る。
冷麺では錦糸玉子。冷え冷えになった食材なので、これを盛付けて
いると、段々指先の感覚がなくなっていく。自分では5g程度の量を
つかんでいると思っているのに、気付くと少なすぎたりしたりする。
もう、本当に冷麺食べるのやめようよ>お客様m(__)m
おむすび&いなりを348食分、順調に流し終えた後は、そぼろ弁当だ。
今夜も1500食以上はあるみたい。私はごはんならし係り。この仕事も
手首が腱鞘炎になってしまうが、最初に比べるとかなり要領が
わかってきて、追われることがなくなった。今夜はめばりさんが
公休なので、最後にフィルムと蓋を閉めるのは巨泉なのだが
本当にこのおばはんは・・・・。あいもかわらず、自分の勝手で
レーンを止めるし、ギャーギャー文句言ってくる。ええかげん
うるさいなぁーっと思っていたら、バァバリーダーが代弁してくれた。
「ギャーギャーうるさい!!」
巨泉の文句はこの一言ですっかり消えてなくなったので、リーダーに感謝♪
3時半には、そぼろ弁当終了。ここで、5時間勤務組みはお疲れ様〜。
あぁぁぁーーー。あの豪華ちらしがなくなっただけで、こんなに
楽チンとは!!私のような6時間勤務組はあがれないけど、気分的に違う!
ブチ主任から、隣のレーンのヘルプに入るよう命じられ、最初は
あなごの押し寿司を盛付けていたのだが、こいつがめちゃくちゃ
扱いにくい!斜めに4個ケースに収めるのだが、そろっている
あなご寿司を斜めにするのに手間取るのだ。おいおい、こんなの
私にさせたらダメだよぉーーー(涙)。すると、心優しい妙子リーダー
が巻き寿司に変われと言って下さった!妙子リーダーは、偏屈な
リーダーが多い中、いたって普通のお人柄。リーダーだから、そりゃ
厳しいけれど、ガミガミ言う事もなく指示も的確。
巻き寿司の盛り付けも本当に優しくご指導下さる。ありがたや、
ありがたや。で、お次は大人気弁当の俵おむすび弁当である。
これは、もうものごっつい数である!なんせ、価格が安いうえに、
おむすびが6個に、ボリュームのあるおかず!女性には量が多い
けど、男性には非常に受けがいいらしい。私が入るのはトップの
おむすび盛付け。二人組でするのだが、一人が盛付けている
間に、横でおむすびが入ったバッカンを準備してスタンバイ。
終わったら、間髪いれずにそのバッカンを持って横にすべるように
入り、盛付ける。これの繰り返しである。両手で6個のおむすびを
わしづかみにして、ケースに収めるのだが、これも慣れないうちは
追われまくる。追われたら、横でスタンバっている人がサッと
ヘルプしてくれた。妙子リーダーも「慣れてないのだから、無理しないよ。
ベテランがカバーするからな!きれいに盛付けることだけ考えてな!」
と、まぁー私にとってはこんなに温かい励ましはない!!一緒に
やっている、おむすび係りの人も優しい!!とにかく、スタンバっている
時は、ベテランさんの盛付け方をとくと観察する。まず、手元を見てない。
流れるケースだけを見ている。で、微妙に立ち位置を変えて盛付けている。
なるほどーーーー。とにかく、いいと思った所は真似して自分の
技にしていくのが、上達への道だから、とにかくがんばった!
しかし、バッカンは減らない!山積みになったおむすびの入った
バッカンの列がいったい、いくつあっただろう。
で、やっと終わったと思ったら食材係りの班長が
「はーーい、じゃぁー第3便いくよぉー!」
と、またまたものすごい数のおむすびバッカンを持ってくる!!
ま、まぁー人気商品だしね(汗)。うしっ!りりさん、がんばるわ!
「りりちゃん、大丈夫か?疲れたか?」
妙子リーダーが声をかけてくる。
「いえ!しんどくないんです。ただ、自分の下手くそさに
がっくりきているだけですぅー」
どうしても、1個おむすびをとり損なったり、流れについていけなく
なってしまうのである。自己嫌悪・・・。
で、やっと終了!山積みのバッカンはきれいになくなっていた。
「りりちゃん、ありがとうね!助かったよぉ」
「いえいえ、なんだかかえって足手まといになっていたような・・」
「何いってるの!なかなか上手だったよ!」
もう、妙子リーダー誉めるのうますぎだよぉーー。
こちらこそ、いい修行させてもらったので
「こちらこそ、どうもありがとうございました!」
と、お礼を言ってあがらせてもらう。
朝4時15分でした。
あと、一日だ!日曜日働いたら連休だ!!
豪華ちらし 短い生涯を閉じる
2003年9月6日夜10時40分に入る。
冷麺のレーンで錦糸玉子。ガガーーン!横は巨泉だ!!!なんでだぁ!
しかし、今夜の巨泉はすこぶる機嫌が良い。気色悪いほどだ。
珍しく、私に「あんた、この間ハム入れていたでしょ。ものすごく
きれいに入れているからビックリした。」
「錦糸玉子もきれいに入れてる。」
巨泉がバッカンを替えた時に、ゆでたまごを入れてあげると
「いいよいいよ。気持ちだけでいいよ。ありがとうね。」
と、何故か気色悪い(笑)。しかし、ここで調子に乗ってはいけないことは
この仕事を始めてから身をもって思い知らせている。この仕事を
しているおばちゃん達はひじょーーにその日その日の機嫌によって
態度がまったく違うのだ!昨日親切にしてもらったからといって
今日親切にしてもらえるかと思えば違うのは日常茶飯事。まぁ、これで
今夜は巨泉からネチネチ言われることはないであろうから、無難に過ごせそう。
そぼろ弁当は、アイロンでご飯押し係り。今夜に限って、実はこの
担当は絶対にしたくなかった!!なぜかと言うと、この日は睡眠時間
たったの2時間状態で、アイロンご飯押しは一番単純な作業なので
居眠りしてしまうのである。・・・やはり、強烈な睡魔が襲ってきた!
どうするべーー!やばい!!しかし、神様はちゃんと予防対策を
して下さった!ヒステリックなマサコ班長がしょっちゅう、見回りに
やってくるのだ。睡魔が襲ってくる→マサコ班長登場→パッチリ目覚める。
このサイクルが絶妙なタイミングでまわってくれたので助かりました(笑)
「それ終わったら、あんたたちの仕事は終わりね」
班長がみんなに声をかける。
「えっ?ちらしは?」
「あんたたちがたくさん仕事してくれたから、ちらしはもう終わったのよ」
ヤッターーーーー!!!!!あの、豪華ちらしをしなくて済んだ!!!
それにしても、あまりにも短すぎる新作であったものだ!これも
ひとえに私が皆様にご協力をお願いした賜物であろうか(爆)!!
みんなの顔もこころなしか嬉しさをにじませている(爆)。
そぼろ弁当が終わったのが午前2時半ごろ。ここで、5時間勤務組
は終了である。いいなぁーー・・私も早く帰って寝たいよ。
6時間勤務組は、マサコ班長に引率され、納豆巻きのレーンへ!
ひぇっ!これが噂の皆が嫌がる納豆レーン!臭い!糸ひいちゃってるぞっ!
ここで、納豆専用の手袋・エプロン・アームカバーを装着。
私は運よく、ケース流し担当。納豆は好きだが、匂いがたまらん!
数がそんなになかったので、これはすぐに終わり追い立てられるように
マサコ班長に、トンカツ弁当レーンに連れていかれる。
「え・・手を洗わせてももらえないの・・」
カワナカさんがぽつり・・。手袋していても、納豆の後はやっぱり
手ぐらい洗いたいよな・・。
トンカツ弁当では、私はスパゲティの上から玉ねぎのケチャップ和え
とパセリ粉を盛付ける担当。
「りりちゃん、3gやからちょっとだけでいいよ」
「これで500食入れるから、本当にちょっとだけね」
トレイに玉ねぎのケチャップ和えがドカンと載せられている。
左手で玉ねぎを載せ、右手でパセリ粉を盛付けていく。ちょっとだけ
でいいと言われたけど、ケチャップで手がすべって本当にちょっとしか
盛付けできない状態ですけど・・。でも、誰も文句言ってこない
ので、これでいいらしい(笑)。しかし、横でスパゲティを盛付けている
おばちゃんにはまいった!ベテランのくせに下手くそ!!追われまくって
私にじゃまやじゃまやと文句を言うのだ!おいおい、あんたが悪いんでしょ。
たまりかねて、マサコ班長が一緒にスパを盛付け。とたんに
きれいにカップにおさまったスパが流れてきた。マサコ班長、ありがとぉー!
普段はキィーーキィーーうるさいくせに、和気あいあいと
しゃべりながらマサコ班長はスパを盛付けている。なんやねん。普段は
ちょっとでもケースとケースに間があくだけでガミガミ言う人が
自分が作業している時は、これですかい。本当にここのおばちゃん
連中は、自らに甘い人間ばっかりです。
たったの500食だったので、すぐに流し終えて終了。
時間を見ると、朝の4時でした。
喫煙室で一服していると、目の前に座っていたおばちゃんが
私に話しかけてきた。
「この人な、この仕事しはじめて19kgも痩せたのよ」
「えっ!じゅっ、19kgもですか?」
見ると、その人はとっても華奢でとても以前太っていたとは
見えない!仕事を始める前は66kgを超えていて、Mサイズが
パンパン状態だったらしい。
「体、なんともないんですか?」
「だってぇー、前が太りすぎだったから。今が一番いいみたい」
「でもな、誰だってこの仕事しだしたら痩せるけど、それでも4kg
ぐらいが正常範囲よぉ。この人はあまりにも体重落ちすぎ!」
「だから、前が太りすぎていたんだって」
確かに、私もこの仕事しだしてから少し痩せたけど、それにしても
20kg近く体重が落ちるなんて・・・・
「まぁー、この仕事して太る人なんていないよね」
まったく!同感である。
ダイエットされたい方、あなたも弁当工場で働きませんか?(笑)
さぁー土曜日だ!旦那も子供も休みだから、帰ってからは
好きなだけ寝れるぞ!!!!
休みまであと少し!がんばりまっするーー♪
冷麺のレーンで錦糸玉子。ガガーーン!横は巨泉だ!!!なんでだぁ!
しかし、今夜の巨泉はすこぶる機嫌が良い。気色悪いほどだ。
珍しく、私に「あんた、この間ハム入れていたでしょ。ものすごく
きれいに入れているからビックリした。」
「錦糸玉子もきれいに入れてる。」
巨泉がバッカンを替えた時に、ゆでたまごを入れてあげると
「いいよいいよ。気持ちだけでいいよ。ありがとうね。」
と、何故か気色悪い(笑)。しかし、ここで調子に乗ってはいけないことは
この仕事を始めてから身をもって思い知らせている。この仕事を
しているおばちゃん達はひじょーーにその日その日の機嫌によって
態度がまったく違うのだ!昨日親切にしてもらったからといって
今日親切にしてもらえるかと思えば違うのは日常茶飯事。まぁ、これで
今夜は巨泉からネチネチ言われることはないであろうから、無難に過ごせそう。
そぼろ弁当は、アイロンでご飯押し係り。今夜に限って、実はこの
担当は絶対にしたくなかった!!なぜかと言うと、この日は睡眠時間
たったの2時間状態で、アイロンご飯押しは一番単純な作業なので
居眠りしてしまうのである。・・・やはり、強烈な睡魔が襲ってきた!
どうするべーー!やばい!!しかし、神様はちゃんと予防対策を
して下さった!ヒステリックなマサコ班長がしょっちゅう、見回りに
やってくるのだ。睡魔が襲ってくる→マサコ班長登場→パッチリ目覚める。
このサイクルが絶妙なタイミングでまわってくれたので助かりました(笑)
「それ終わったら、あんたたちの仕事は終わりね」
班長がみんなに声をかける。
「えっ?ちらしは?」
「あんたたちがたくさん仕事してくれたから、ちらしはもう終わったのよ」
ヤッターーーーー!!!!!あの、豪華ちらしをしなくて済んだ!!!
それにしても、あまりにも短すぎる新作であったものだ!これも
ひとえに私が皆様にご協力をお願いした賜物であろうか(爆)!!
みんなの顔もこころなしか嬉しさをにじませている(爆)。
そぼろ弁当が終わったのが午前2時半ごろ。ここで、5時間勤務組
は終了である。いいなぁーー・・私も早く帰って寝たいよ。
6時間勤務組は、マサコ班長に引率され、納豆巻きのレーンへ!
ひぇっ!これが噂の皆が嫌がる納豆レーン!臭い!糸ひいちゃってるぞっ!
ここで、納豆専用の手袋・エプロン・アームカバーを装着。
私は運よく、ケース流し担当。納豆は好きだが、匂いがたまらん!
数がそんなになかったので、これはすぐに終わり追い立てられるように
マサコ班長に、トンカツ弁当レーンに連れていかれる。
「え・・手を洗わせてももらえないの・・」
カワナカさんがぽつり・・。手袋していても、納豆の後はやっぱり
手ぐらい洗いたいよな・・。
トンカツ弁当では、私はスパゲティの上から玉ねぎのケチャップ和え
とパセリ粉を盛付ける担当。
「りりちゃん、3gやからちょっとだけでいいよ」
「これで500食入れるから、本当にちょっとだけね」
トレイに玉ねぎのケチャップ和えがドカンと載せられている。
左手で玉ねぎを載せ、右手でパセリ粉を盛付けていく。ちょっとだけ
でいいと言われたけど、ケチャップで手がすべって本当にちょっとしか
盛付けできない状態ですけど・・。でも、誰も文句言ってこない
ので、これでいいらしい(笑)。しかし、横でスパゲティを盛付けている
おばちゃんにはまいった!ベテランのくせに下手くそ!!追われまくって
私にじゃまやじゃまやと文句を言うのだ!おいおい、あんたが悪いんでしょ。
たまりかねて、マサコ班長が一緒にスパを盛付け。とたんに
きれいにカップにおさまったスパが流れてきた。マサコ班長、ありがとぉー!
普段はキィーーキィーーうるさいくせに、和気あいあいと
しゃべりながらマサコ班長はスパを盛付けている。なんやねん。普段は
ちょっとでもケースとケースに間があくだけでガミガミ言う人が
自分が作業している時は、これですかい。本当にここのおばちゃん
連中は、自らに甘い人間ばっかりです。
たったの500食だったので、すぐに流し終えて終了。
時間を見ると、朝の4時でした。
喫煙室で一服していると、目の前に座っていたおばちゃんが
私に話しかけてきた。
「この人な、この仕事しはじめて19kgも痩せたのよ」
「えっ!じゅっ、19kgもですか?」
見ると、その人はとっても華奢でとても以前太っていたとは
見えない!仕事を始める前は66kgを超えていて、Mサイズが
パンパン状態だったらしい。
「体、なんともないんですか?」
「だってぇー、前が太りすぎだったから。今が一番いいみたい」
「でもな、誰だってこの仕事しだしたら痩せるけど、それでも4kg
ぐらいが正常範囲よぉ。この人はあまりにも体重落ちすぎ!」
「だから、前が太りすぎていたんだって」
確かに、私もこの仕事しだしてから少し痩せたけど、それにしても
20kg近く体重が落ちるなんて・・・・
「まぁー、この仕事して太る人なんていないよね」
まったく!同感である。
ダイエットされたい方、あなたも弁当工場で働きませんか?(笑)
さぁー土曜日だ!旦那も子供も休みだから、帰ってからは
好きなだけ寝れるぞ!!!!
休みまであと少し!がんばりまっするーー♪
影のリーダー めばりさん
2003年9月5日夜10時44分に入る。
冷麺のレーンでは、最初はマヨネーズ袋と直し。昨日の悪夢が
よみがえるが、つゆ袋は牛村さん。牛村さんと巨泉さんは同じぐらいの
ベテランだが、牛村さんは難なくやっている。そうなのよ。ベテラン
が、たかがつゆ袋に追われるなんて信じられないことなのだ。
やはり、巨泉は私と同様のアンポンタンだったのだとあらためて思う。
「昨日はもう大変やったよね、りりちゃん」
めばりさんが笑いながら声をかけてくる。
「いやぁ・・なんて言ってよいやら・・」(苦笑)
「もう、めちゃくちゃやったもんな(笑)」
「あえてノーコメントとさせて下さい(笑)」
「アハハ。そうやな!それがいいわ!(爆)」
もう、巨泉さんのおそばで盛付けるのは嫌です(涙)
そぼろ弁当は、肉そぼろの直しを担当。前にやっていた、同じ
そぼろ弁当はそぼろの範囲が広かったので大変だったけど、今やって
いるのは、範囲がせまいのでとてもやりやすい。
「りりちゃん、きれいきれい!」
おぉぉーー!めばりさんに誉めてもらえたよ!!
めばりさんは「影のリーダー」と呼ばれるだけあって、厳しい人で
指導も的確。勤続年数からして十分リーダーの地位にある人
なのだが、リーダーになると仕事も大変だから実際打診されても
断る人が結構いると聞く。めばりさんもそうなのだろうか?
私の横で最終チェックとフィルムを上から貼り、蓋を閉める作業を
しているめばりさんが、先ほどからにらむように前を伺っている。
レーンが動いてから、ずっと話し声が聞こえているのだが、どうやら
牛村さんとバァバリーダーがしゃべりながら盛付けをしているのだ。
めばりさんは牛村さんを嫌っている。以前、「他の人のしゃべり声は
気にならないけど、牛村の話し声だけは腹が立つ」となんとも勝手な事を
言っていたものだ。そぉいう、めばりさんも鼻声リーダーとは
同期らしく、とても仲が良くて二人が並んで作業をしている時は
いつもしゃべりつづけている。と、言っても内容はほとんど
鼻声リーダーの愚痴で、それをめばりさんはうんうんと聞いてやって
いるといった感じなのだが・・。
「全然流れてないのとちゃうのっ?おしゃべりで忙しいんか?」
めばりさんがとうとう怒鳴る。
「そんなにおしゃべりしたいのなら、レーン止めてあげようか?止めて
しゃべったらどうなの!みんながんばってるじゃないの!あんたリーダー
でしょうが!おしゃべりばかりしなさんな!!」
さすが影のリーダーである。バァバリーダーにこうも言えるのは班の
中でも、めばりさんしかいないだろうな。
「何?なんか言ったか?」
「人には怒るくせに、自分はしゃべりばかりしないの!」
「えっ?何や?」
バァバリーダー、ボケのふりしまくりである。実際、ボケは始まって
いるかと思うけどな(苦笑)。めばりさんのひきしめで、みんな集中して
盛付けしまくる。そこへ、いつも突然やってきてはキィーキィー怒鳴り
まくっている、マサコ班長が私の前にやってきた。
「あんた、いつまでそれつけてるの!一ヶ月経ったんでしょ!はずしなさい!」
私の初心者マークを言っているのだ!ひぇぇぇーーー!よりによって
マサコ班長に言われるとは・・。実は少し前に、めばりさんにも
もうはずしなさいと言われ、鼻声リーダーもそうだねと言っていたのだ。
それを私は「まだ自信がない」と断っていたのだが・・
「鼻声ちゃんも私も前に言ったんやけど、この子まだ自信がないって
言ってはずさないんですよ」
「何いってるの!だらだらとそんなもんつけて!もうはずしなさい!」
「はいはい。りりちゃんはずすよね!」
「はい。ちゃんとはずします!」
横にめばりさんが居てくれて心強かったよ。
「めばりさん、すみません。私の為に・・」
「なっ!班長もああ言っていることやから、明日はずしてきなさいよ!」
「はいぃ・・」
「もう一人の子にも班長が言ってたからって伝えておきな」
アマミさんのことである。アマミさんは私より10日間ほど早く
仕事についただけで、私とほぼ同期。アマミさん、嫌がるだろうなぁー・・
私もこの初心者マークとお別れとは、なんとも不安である。もう、新人
だからという甘えは一切許してもらえないのだから・・。
そぼろ弁当のあと、恐怖の豪華ちらし弁当を流して終了。鼻声リーダーは
「はい!ご苦労さん!みんなとっととあがってよ!」
と班の皆に声をかけている。でも、私は6時間勤務組なので、当然
残っている直しと掃除をしないといけないであろうと思っていたので
鼻声リーダーに指示をあおぎ、直しの弁当を鼻声リーダーと
一緒にレーンのトップにもっていったら、マサコ班長がやってきて
「何してるの!こんなのはもういいの!あなたはさっさとあがりなさい!」
直しの弁当が入ったバッカンをひったくり、さっさと下げだした。
同じ6時間勤務のカワナカさんがやってきて、「りりさん、6時間だよね?」
と、何か手伝いを頼みたいらしく鼻声リーダーに言ったのだが
「班長が帰れといったから、もうあがりなさい!」
と、私に吐き捨てるように言ってきた。カワナカさんは呆然としている。
私も、ここはあっさりと帰ったほうがいいと判断して、あがらせてもらった。
朝4時18分終了。
案の定、アマミさんは初心者マークの一件に付いて表情が暗い。
「もう勘弁してよぉ・・まだいいじゃないの・・」
「まさかマサコ班長に言われるとはねぇ・・」
「あぁーーー。最悪よ!」
明日からは、新人じゃない。
もう、新人だからといって誰も助けてくれない。
私もアマミさんも不安で不安で別れる間際まで、お互い励ましあっていた。
冷麺のレーンでは、最初はマヨネーズ袋と直し。昨日の悪夢が
よみがえるが、つゆ袋は牛村さん。牛村さんと巨泉さんは同じぐらいの
ベテランだが、牛村さんは難なくやっている。そうなのよ。ベテラン
が、たかがつゆ袋に追われるなんて信じられないことなのだ。
やはり、巨泉は私と同様のアンポンタンだったのだとあらためて思う。
「昨日はもう大変やったよね、りりちゃん」
めばりさんが笑いながら声をかけてくる。
「いやぁ・・なんて言ってよいやら・・」(苦笑)
「もう、めちゃくちゃやったもんな(笑)」
「あえてノーコメントとさせて下さい(笑)」
「アハハ。そうやな!それがいいわ!(爆)」
もう、巨泉さんのおそばで盛付けるのは嫌です(涙)
そぼろ弁当は、肉そぼろの直しを担当。前にやっていた、同じ
そぼろ弁当はそぼろの範囲が広かったので大変だったけど、今やって
いるのは、範囲がせまいのでとてもやりやすい。
「りりちゃん、きれいきれい!」
おぉぉーー!めばりさんに誉めてもらえたよ!!
めばりさんは「影のリーダー」と呼ばれるだけあって、厳しい人で
指導も的確。勤続年数からして十分リーダーの地位にある人
なのだが、リーダーになると仕事も大変だから実際打診されても
断る人が結構いると聞く。めばりさんもそうなのだろうか?
私の横で最終チェックとフィルムを上から貼り、蓋を閉める作業を
しているめばりさんが、先ほどからにらむように前を伺っている。
レーンが動いてから、ずっと話し声が聞こえているのだが、どうやら
牛村さんとバァバリーダーがしゃべりながら盛付けをしているのだ。
めばりさんは牛村さんを嫌っている。以前、「他の人のしゃべり声は
気にならないけど、牛村の話し声だけは腹が立つ」となんとも勝手な事を
言っていたものだ。そぉいう、めばりさんも鼻声リーダーとは
同期らしく、とても仲が良くて二人が並んで作業をしている時は
いつもしゃべりつづけている。と、言っても内容はほとんど
鼻声リーダーの愚痴で、それをめばりさんはうんうんと聞いてやって
いるといった感じなのだが・・。
「全然流れてないのとちゃうのっ?おしゃべりで忙しいんか?」
めばりさんがとうとう怒鳴る。
「そんなにおしゃべりしたいのなら、レーン止めてあげようか?止めて
しゃべったらどうなの!みんながんばってるじゃないの!あんたリーダー
でしょうが!おしゃべりばかりしなさんな!!」
さすが影のリーダーである。バァバリーダーにこうも言えるのは班の
中でも、めばりさんしかいないだろうな。
「何?なんか言ったか?」
「人には怒るくせに、自分はしゃべりばかりしないの!」
「えっ?何や?」
バァバリーダー、ボケのふりしまくりである。実際、ボケは始まって
いるかと思うけどな(苦笑)。めばりさんのひきしめで、みんな集中して
盛付けしまくる。そこへ、いつも突然やってきてはキィーキィー怒鳴り
まくっている、マサコ班長が私の前にやってきた。
「あんた、いつまでそれつけてるの!一ヶ月経ったんでしょ!はずしなさい!」
私の初心者マークを言っているのだ!ひぇぇぇーーー!よりによって
マサコ班長に言われるとは・・。実は少し前に、めばりさんにも
もうはずしなさいと言われ、鼻声リーダーもそうだねと言っていたのだ。
それを私は「まだ自信がない」と断っていたのだが・・
「鼻声ちゃんも私も前に言ったんやけど、この子まだ自信がないって
言ってはずさないんですよ」
「何いってるの!だらだらとそんなもんつけて!もうはずしなさい!」
「はいはい。りりちゃんはずすよね!」
「はい。ちゃんとはずします!」
横にめばりさんが居てくれて心強かったよ。
「めばりさん、すみません。私の為に・・」
「なっ!班長もああ言っていることやから、明日はずしてきなさいよ!」
「はいぃ・・」
「もう一人の子にも班長が言ってたからって伝えておきな」
アマミさんのことである。アマミさんは私より10日間ほど早く
仕事についただけで、私とほぼ同期。アマミさん、嫌がるだろうなぁー・・
私もこの初心者マークとお別れとは、なんとも不安である。もう、新人
だからという甘えは一切許してもらえないのだから・・。
そぼろ弁当のあと、恐怖の豪華ちらし弁当を流して終了。鼻声リーダーは
「はい!ご苦労さん!みんなとっととあがってよ!」
と班の皆に声をかけている。でも、私は6時間勤務組なので、当然
残っている直しと掃除をしないといけないであろうと思っていたので
鼻声リーダーに指示をあおぎ、直しの弁当を鼻声リーダーと
一緒にレーンのトップにもっていったら、マサコ班長がやってきて
「何してるの!こんなのはもういいの!あなたはさっさとあがりなさい!」
直しの弁当が入ったバッカンをひったくり、さっさと下げだした。
同じ6時間勤務のカワナカさんがやってきて、「りりさん、6時間だよね?」
と、何か手伝いを頼みたいらしく鼻声リーダーに言ったのだが
「班長が帰れといったから、もうあがりなさい!」
と、私に吐き捨てるように言ってきた。カワナカさんは呆然としている。
私も、ここはあっさりと帰ったほうがいいと判断して、あがらせてもらった。
朝4時18分終了。
案の定、アマミさんは初心者マークの一件に付いて表情が暗い。
「もう勘弁してよぉ・・まだいいじゃないの・・」
「まさかマサコ班長に言われるとはねぇ・・」
「あぁーーー。最悪よ!」
明日からは、新人じゃない。
もう、新人だからといって誰も助けてくれない。
私もアマミさんも不安で不安で別れる間際まで、お互い励ましあっていた。
巨泉さん、八つ当たりしまくる
2003年9月4日夜10時42分に入る。
冷麺のレーンで、最初はきゅうり。パートナーが、優しいおばちゃまの
ノノセさんだったから、これは楽勝♪で、お次はマヨネーズ&直し
だったのだが、正面には巨泉だ!わたしの手前でつゆ袋係りだ!
ひじょーーーーに嫌な予感・・。で、このおばはん、案の定最初から追われ
だしたのだ!まぁー日ごろ、人には偉そうにボロカスに言うくせに
自分はどうだ。つゆ袋ごときで追われるなよ。しかも、一応ベテラン
でしょうが!
「もう、早いわぁー!わたし、追われの名人なんだから!」
例のごとく、文句が始まった。私はただいま自分のことで精一杯
の修行中なので、ベテランのへまにかまっている余裕などない。
しかし!とばっちりはやはりやってきたのだ!
「りりちゃん、たまにはつゆ袋入れてあげてよ」
めばりさんが言ってくる。
「もう、寄りによって私のまわりに気の利かない人置かないでよ!」
私と、巨泉の横で錦糸玉子を入れている春麗ちゃんのことを
言っているのだ。おいおい、あんたが追われているのは私と
春麗ちゃんのせいかよ・・。私は仕方なく、巨泉のトレイから
数個のつゆ袋を取って、マヨネーズを入れているトレイに入れる。
「春麗ちゃん、時々つゆ袋入れてな!!」
春麗ちゃんもさすがに機嫌の悪い返事をしている。そりゃそうだわさ。
つゆ袋を補充していたので、2個ほどつゆ袋を入れといてあげると
「あんた、どうせしてくれるんだったらもっと早くしてぇや!」
はぁ?なんで、私があんたに気をつかわなだめなのよ!?
「りりちゃん、入れてあげなさいよぉ!」
めばりさんがまた言ってくる。
ちょっとまってよ!!!!
私も何度かつゆ袋係りしましたけど、私がやってる時に、周りの人に
そんな事言ってくれましたか?!最初の頃なんて、追われたら
ボロクソに言われ、しかもつゆ袋をただ入れるだけじゃなく
ゴマとカラシがちゃんとあるかの確認と、はみ出したきゅうりとか
ハムの直しまで言われましたよ?!そりゃー、私のような初心者さん
だったら、私だって手伝いますよ!でもねぇー巨泉は何年も同じこと
やってきて、しかも日ごろは人に超偉そうに文句言いまくって
自分はヘマばっかりやってるアンポンタンじゃないかよ!追われるのは
自業自得じゃないかよ!それを、なんで私のせいにされるわけ?
いくら、私がまだ初心者マークだからってなめんじゃないわよ!
めばりさんも鼻声リーダーも、この巨泉さんのアホッぷりには
慣れっこなのだろう。私に言うのはきっと「巨泉、ええかげんにしろよ」
の裏返しなんだろう。鼻声リーダーはずっと苦笑したままだもの。
私は何ヶ月かたっても、不器用さはあいかわらずだろうから
絶対に、巨泉のように人に厳しく自らに甘いおばちゃんには
ならないでおこう!と心に固く誓った。
それにしても・・・つゆ袋の入れ方汚いよ・・。私のほうがよっぽど
うまく出来るよ。しかも、あんたみたいに追われないよ。つゆ袋の上に
マヨを置くので、あまりにも汚い置き方のやつは手直しさせて
いただきました。私に手直しされるようじゃ、おしまいだよ。巨泉さん。
新作の豪華ちらしは、きざみあげの係りを命じられた。内心ホッとする。
「牛村さんの、よく見ておきなさいよ」
きざみのりを担当する牛村さんのななめ前に私を配置して、
鼻声リーダーが小声でささやいてくれた。鼻声リーダーは本当に
厳しい人だけど、厳しさの中にも母のような包容力ある優しさがある人だ。
「牛村さん、この間わたしがきざみのりしたんですけど、悲惨だったんです。」
「わたしも昨日初めてしたけど、大変だったよぉ」
「色々教えて下さい!!」
「のりは舞うしなぁ。大丈夫や!できるって!」
牛村さんは一部の人には、あんまり評判はよくないのだけど、
私のことは最初からかわいがってくれる。江戸っ子ちゃきちゃき
ってな感じで、サッパリした気性は私は好きであるし、話しやすい。
さっそく、きざみあげをしながら牛村さんの手際を観察。
左手でのりが舞わないよう、囲いをして右手でのりを少ない手数でササッと
広げている。さすが!うまい!そうか!こうやるのだ!!
「左手で舞わないよう囲うのですね!」
「いや、本当は両手でしたいんだけどねぇ・・追われるし・・」
「でも、のりが舞うんですよねぇ」
「昨日はもう舞って舞って、汚い!食べる気しない!って言われたよぉ。
なぁー、リーダー」
鼻声リーダーは笑っている。
「牛村さん、のりすごくきれいよぉ!」
「ほんと?リーダー!うれしぃわぁ」
牛村さん、絶好調らしい。確かに、量も広げ方も絶妙である!
あぁぁぁ・・・、出来るのか?私に牛村さんのような技が!
終わった後、6時間勤務組は掃除をして終了。
朝5時7分でやした。
月初めは検便なので、検便容器を持って帰る。
家に帰るとさっそく便意がやってきて、無事に採取。
さぁー、月曜日までの連続勤務!
がんばるぞっ!
冷麺のレーンで、最初はきゅうり。パートナーが、優しいおばちゃまの
ノノセさんだったから、これは楽勝♪で、お次はマヨネーズ&直し
だったのだが、正面には巨泉だ!わたしの手前でつゆ袋係りだ!
ひじょーーーーに嫌な予感・・。で、このおばはん、案の定最初から追われ
だしたのだ!まぁー日ごろ、人には偉そうにボロカスに言うくせに
自分はどうだ。つゆ袋ごときで追われるなよ。しかも、一応ベテラン
でしょうが!
「もう、早いわぁー!わたし、追われの名人なんだから!」
例のごとく、文句が始まった。私はただいま自分のことで精一杯
の修行中なので、ベテランのへまにかまっている余裕などない。
しかし!とばっちりはやはりやってきたのだ!
「りりちゃん、たまにはつゆ袋入れてあげてよ」
めばりさんが言ってくる。
「もう、寄りによって私のまわりに気の利かない人置かないでよ!」
私と、巨泉の横で錦糸玉子を入れている春麗ちゃんのことを
言っているのだ。おいおい、あんたが追われているのは私と
春麗ちゃんのせいかよ・・。私は仕方なく、巨泉のトレイから
数個のつゆ袋を取って、マヨネーズを入れているトレイに入れる。
「春麗ちゃん、時々つゆ袋入れてな!!」
春麗ちゃんもさすがに機嫌の悪い返事をしている。そりゃそうだわさ。
つゆ袋を補充していたので、2個ほどつゆ袋を入れといてあげると
「あんた、どうせしてくれるんだったらもっと早くしてぇや!」
はぁ?なんで、私があんたに気をつかわなだめなのよ!?
「りりちゃん、入れてあげなさいよぉ!」
めばりさんがまた言ってくる。
ちょっとまってよ!!!!
私も何度かつゆ袋係りしましたけど、私がやってる時に、周りの人に
そんな事言ってくれましたか?!最初の頃なんて、追われたら
ボロクソに言われ、しかもつゆ袋をただ入れるだけじゃなく
ゴマとカラシがちゃんとあるかの確認と、はみ出したきゅうりとか
ハムの直しまで言われましたよ?!そりゃー、私のような初心者さん
だったら、私だって手伝いますよ!でもねぇー巨泉は何年も同じこと
やってきて、しかも日ごろは人に超偉そうに文句言いまくって
自分はヘマばっかりやってるアンポンタンじゃないかよ!追われるのは
自業自得じゃないかよ!それを、なんで私のせいにされるわけ?
いくら、私がまだ初心者マークだからってなめんじゃないわよ!
めばりさんも鼻声リーダーも、この巨泉さんのアホッぷりには
慣れっこなのだろう。私に言うのはきっと「巨泉、ええかげんにしろよ」
の裏返しなんだろう。鼻声リーダーはずっと苦笑したままだもの。
私は何ヶ月かたっても、不器用さはあいかわらずだろうから
絶対に、巨泉のように人に厳しく自らに甘いおばちゃんには
ならないでおこう!と心に固く誓った。
それにしても・・・つゆ袋の入れ方汚いよ・・。私のほうがよっぽど
うまく出来るよ。しかも、あんたみたいに追われないよ。つゆ袋の上に
マヨを置くので、あまりにも汚い置き方のやつは手直しさせて
いただきました。私に手直しされるようじゃ、おしまいだよ。巨泉さん。
新作の豪華ちらしは、きざみあげの係りを命じられた。内心ホッとする。
「牛村さんの、よく見ておきなさいよ」
きざみのりを担当する牛村さんのななめ前に私を配置して、
鼻声リーダーが小声でささやいてくれた。鼻声リーダーは本当に
厳しい人だけど、厳しさの中にも母のような包容力ある優しさがある人だ。
「牛村さん、この間わたしがきざみのりしたんですけど、悲惨だったんです。」
「わたしも昨日初めてしたけど、大変だったよぉ」
「色々教えて下さい!!」
「のりは舞うしなぁ。大丈夫や!できるって!」
牛村さんは一部の人には、あんまり評判はよくないのだけど、
私のことは最初からかわいがってくれる。江戸っ子ちゃきちゃき
ってな感じで、サッパリした気性は私は好きであるし、話しやすい。
さっそく、きざみあげをしながら牛村さんの手際を観察。
左手でのりが舞わないよう、囲いをして右手でのりを少ない手数でササッと
広げている。さすが!うまい!そうか!こうやるのだ!!
「左手で舞わないよう囲うのですね!」
「いや、本当は両手でしたいんだけどねぇ・・追われるし・・」
「でも、のりが舞うんですよねぇ」
「昨日はもう舞って舞って、汚い!食べる気しない!って言われたよぉ。
なぁー、リーダー」
鼻声リーダーは笑っている。
「牛村さん、のりすごくきれいよぉ!」
「ほんと?リーダー!うれしぃわぁ」
牛村さん、絶好調らしい。確かに、量も広げ方も絶妙である!
あぁぁぁ・・・、出来るのか?私に牛村さんのような技が!
終わった後、6時間勤務組は掃除をして終了。
朝5時7分でやした。
月初めは検便なので、検便容器を持って帰る。
家に帰るとさっそく便意がやってきて、無事に採取。
さぁー、月曜日までの連続勤務!
がんばるぞっ!
踊る!きざみのりと脱走おばちゃん
2003年9月2日夜10時43分に入る。
最初はいつものように冷麺のレーン。もう、冷麺早く終了しておくれ。
お客様も冷麺はもう買わないように!
冷麺の次はちらしなのに、何故かおむすび&いなり。これは
いつも少ないので、あっという間。で、次はちらしかと思えば
なんと、恐怖のそぼろ弁当!でも、数が若干減っていた。でも、多いよ。
私はうずら卵の盛付け。これも楽勝だわい。
いつもこのそぼろ弁当がフィニッシュなのに、大物が控えておった。
新作である・・。秋の味覚・鮭ちらし弁当。いつもやってる
ちらしの豪華版ですな。で、私が命じられたのがきざみのり係り。
いっけん楽勝な係りかと思いきや、とんでもない!!しょうゆダレを
ごはんにまぶした後に、きざみのりをごはん一面にまんべんなく
敷くのだが、これがもうのりが言う事きかん!タレが濃くついて
いる場所だと固まってしまうのだ。しかも、フチにつけちゃ
いけない!かといって、ごはんの隅まで敷かなければいけない!
でも、のりは踊る!舞う!指にくっつく!あっちゃこっちゃ
のりだらけになる!もうわたしゃ半泣き状態でしたわ。
鼻声リーダーに叱咤激励・指導を受けながら、バァバリーダーから
わけわからん事言われながら、包装係りに「のりが一番汚い!!」と
苦情言われながら、わたしはきざみのりをちらしてちらして
ちらしまくったのだ。なんで、この工場はこうもごはんの上に
何かをまぶす弁当ばかり作るんだ!白いごはんにお漬物でいいじゃないか!
で、秋だからなんで豪華ちらし寿司なんだよ!!
みなさま!絶対この豪華ちらし寿司買わないで下さい!
廃番商品になることを心より希望いたしまする。
いつもやってるそぼろ弁当ぐらいの
数をこなし、さぁーー終わりだ!と、思いきや・・・・・・
冷麺の3便が残っていて、早くに終わった某レーンの班がするはず
だったのに、なんと嫌がって約3名ほど脱走したのだ!気付いた係長が
追いかけるも時すでに遅し・・・。人手が足りない分、私たちの班が
入ることになってしまった!最後に冷麺やるなんてさぁー・・
おばちゃん、脱走するなよ!
で、しかもきゅうりじゃないかよ!くそっ!もう、鬼のように盛付けちゃる!
早出(決められた始業時間より1時間早く入る)をしている5時間勤務
のバイトは時間数オーバーしているので、かなり早い時間に
あがらされているので、残っているのは保険に入っている6時間勤務組。
フッと気付くと、5時間勤務のアマミさんも冷麺レーンにいるじゃないか。
「あれ?アマミさん帰ったと思ったのに!」
「私は早出してないから残ってだって。今日は厄日だわ」
「脱走おばちゃん達のせいだね」
「もう、逃げるなっちゅうのよ!」
朝6時3分に終了・・・
もうすっかり太陽が昇っていて明るいじゃないか!
家に帰って、少し寝る時間もないままガーガー寝ている
旦那と子供の弁当作りだよ。おっ、事務所に残った弁当を30円で
売ってたな!えへへ、これ買って二人の弁当箱につめちゃおう♪
仕事後、アマミさんと二人喫煙室で抜け殻状態。
でも、今日はお休みです!しかし、公休の曜日が変わったので
水曜日からは月曜日まで5日間仕事・・・。前の火曜日・金曜日の
休みに替えてけろーーー!連休の公休なんていらないよぉ!!
くれぐれも、豪華鮭ちらし寿司は買わないで下さいませね♪
廃番商品になるよう、皆様のご協力をお願いいたします♪
最初はいつものように冷麺のレーン。もう、冷麺早く終了しておくれ。
お客様も冷麺はもう買わないように!
冷麺の次はちらしなのに、何故かおむすび&いなり。これは
いつも少ないので、あっという間。で、次はちらしかと思えば
なんと、恐怖のそぼろ弁当!でも、数が若干減っていた。でも、多いよ。
私はうずら卵の盛付け。これも楽勝だわい。
いつもこのそぼろ弁当がフィニッシュなのに、大物が控えておった。
新作である・・。秋の味覚・鮭ちらし弁当。いつもやってる
ちらしの豪華版ですな。で、私が命じられたのがきざみのり係り。
いっけん楽勝な係りかと思いきや、とんでもない!!しょうゆダレを
ごはんにまぶした後に、きざみのりをごはん一面にまんべんなく
敷くのだが、これがもうのりが言う事きかん!タレが濃くついて
いる場所だと固まってしまうのだ。しかも、フチにつけちゃ
いけない!かといって、ごはんの隅まで敷かなければいけない!
でも、のりは踊る!舞う!指にくっつく!あっちゃこっちゃ
のりだらけになる!もうわたしゃ半泣き状態でしたわ。
鼻声リーダーに叱咤激励・指導を受けながら、バァバリーダーから
わけわからん事言われながら、包装係りに「のりが一番汚い!!」と
苦情言われながら、わたしはきざみのりをちらしてちらして
ちらしまくったのだ。なんで、この工場はこうもごはんの上に
何かをまぶす弁当ばかり作るんだ!白いごはんにお漬物でいいじゃないか!
で、秋だからなんで豪華ちらし寿司なんだよ!!
みなさま!絶対この豪華ちらし寿司買わないで下さい!
廃番商品になることを心より希望いたしまする。
いつもやってるそぼろ弁当ぐらいの
数をこなし、さぁーー終わりだ!と、思いきや・・・・・・
冷麺の3便が残っていて、早くに終わった某レーンの班がするはず
だったのに、なんと嫌がって約3名ほど脱走したのだ!気付いた係長が
追いかけるも時すでに遅し・・・。人手が足りない分、私たちの班が
入ることになってしまった!最後に冷麺やるなんてさぁー・・
おばちゃん、脱走するなよ!
で、しかもきゅうりじゃないかよ!くそっ!もう、鬼のように盛付けちゃる!
早出(決められた始業時間より1時間早く入る)をしている5時間勤務
のバイトは時間数オーバーしているので、かなり早い時間に
あがらされているので、残っているのは保険に入っている6時間勤務組。
フッと気付くと、5時間勤務のアマミさんも冷麺レーンにいるじゃないか。
「あれ?アマミさん帰ったと思ったのに!」
「私は早出してないから残ってだって。今日は厄日だわ」
「脱走おばちゃん達のせいだね」
「もう、逃げるなっちゅうのよ!」
朝6時3分に終了・・・
もうすっかり太陽が昇っていて明るいじゃないか!
家に帰って、少し寝る時間もないままガーガー寝ている
旦那と子供の弁当作りだよ。おっ、事務所に残った弁当を30円で
売ってたな!えへへ、これ買って二人の弁当箱につめちゃおう♪
仕事後、アマミさんと二人喫煙室で抜け殻状態。
でも、今日はお休みです!しかし、公休の曜日が変わったので
水曜日からは月曜日まで5日間仕事・・・。前の火曜日・金曜日の
休みに替えてけろーーー!連休の公休なんていらないよぉ!!
くれぐれも、豪華鮭ちらし寿司は買わないで下さいませね♪
廃番商品になるよう、皆様のご協力をお願いいたします♪
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自分のことだけで精一杯なんです
2003年9月1日夜10時44分に入る。
冷麺のレーンで、マヨネーズの袋と直しに入る。
まぁ、簡単な部類なんだけど直しがやっかい。
しかも、マヨネーズはビニール袋に少ししか個数入ってないから
しょっちゅう、補充しないといけないのだ。で、今日に限って
ビニール袋にハサミが入ってない!なくなると、ビニールを手でやぶって
補充していくうちに、はめているゴム手袋の左手中指に穴があいて
しまった。直しもしているので、本当なら手袋を替えないといけない
んだけど、鬼のように流れているのでわからんように、飛び出た指先
をおさめて、何食わぬ顔して作業してしまった・・。
冷麺食って、お腹痛くなってしまったお客様、私のせいかも・・
ちらし、おむすび&いなりとこなして最後は2374食のそぼろ弁当。
ごはん係りの人がヘルプで一緒にごはんならしをすることになる。
最初、私がごはんならしてヘルプさんがごはん押しでごはんの
表面をアイロンしていたのだが、アイロンしている人は、あがった
弁当を取ってきて、頭から流しなおしたり、他の方のバッカンを
替える作業もする。私は気の利かない人間なので、ごはんならしを
ずっとする予定だったのに、優しいヘルプさんは「さぁ、りりさん
交代してあげるね」と、アイロンを渡してくれる。
こーいうのを余計な親切と言うんだよな。とほほ。
案の定、気の利かない私だから自分の作業で手一杯状態で
鼻声リーダーに「肉上げてあげてよ!」と叱られるわ、たまごそぼろ
のバッカン替えようとしたら置き場所なくて一瞬躊躇した
ら、リーダーが自分でやったほうが早いと思って、自分でやっとった。
私はアンポンタンなので、すみませんが+アルファな事を
求めないで下さいまし。ごめんなさい。アホちゃんで。
巨泉は、鶏の照り焼きの盛付けで班長・リーダーにえらい叱られておった。
ざまぁーみろ。いやいや、明日はわが身じゃ!
朝4時12分終了
手首痛いずらーーーー
冷麺のレーンで、マヨネーズの袋と直しに入る。
まぁ、簡単な部類なんだけど直しがやっかい。
しかも、マヨネーズはビニール袋に少ししか個数入ってないから
しょっちゅう、補充しないといけないのだ。で、今日に限って
ビニール袋にハサミが入ってない!なくなると、ビニールを手でやぶって
補充していくうちに、はめているゴム手袋の左手中指に穴があいて
しまった。直しもしているので、本当なら手袋を替えないといけない
んだけど、鬼のように流れているのでわからんように、飛び出た指先
をおさめて、何食わぬ顔して作業してしまった・・。
冷麺食って、お腹痛くなってしまったお客様、私のせいかも・・
ちらし、おむすび&いなりとこなして最後は2374食のそぼろ弁当。
ごはん係りの人がヘルプで一緒にごはんならしをすることになる。
最初、私がごはんならしてヘルプさんがごはん押しでごはんの
表面をアイロンしていたのだが、アイロンしている人は、あがった
弁当を取ってきて、頭から流しなおしたり、他の方のバッカンを
替える作業もする。私は気の利かない人間なので、ごはんならしを
ずっとする予定だったのに、優しいヘルプさんは「さぁ、りりさん
交代してあげるね」と、アイロンを渡してくれる。
こーいうのを余計な親切と言うんだよな。とほほ。
案の定、気の利かない私だから自分の作業で手一杯状態で
鼻声リーダーに「肉上げてあげてよ!」と叱られるわ、たまごそぼろ
のバッカン替えようとしたら置き場所なくて一瞬躊躇した
ら、リーダーが自分でやったほうが早いと思って、自分でやっとった。
私はアンポンタンなので、すみませんが+アルファな事を
求めないで下さいまし。ごめんなさい。アホちゃんで。
巨泉は、鶏の照り焼きの盛付けで班長・リーダーにえらい叱られておった。
ざまぁーみろ。いやいや、明日はわが身じゃ!
朝4時12分終了
手首痛いずらーーーー
マサコ班長の発狂・とばっちり受難の大仏さん
2003年8月29日夜10時44分に工場に入る。
冷麺のレーンで、冷麺のつゆ袋の盛付けに入る。これは、楽な
部類に入るのだが、袋の上部を折りたたんで納めるので、それに
手間取る時がある。でも、食材盛付けよりはずっと楽チン♪。
次のカップ冷麺の時は、人手が余っていたので私はマサコ班長に
他のレーンの応援に回れと命じられ、ブチ主任に最初寿司成型に行け
と言われるも、食材準備班から「しんきくさい作業やけど、ごはんの
ゴマ取りして」と、バッカンに入った幕の内弁当部分の山盛りに
なったゴマ付きごはんのところへ・・。黒ゴマでよかったよ。
しかし、なんとも地道な作業である。「白いごはんとして使うから
絶対ゴマつけたままにしないでよ」と念押しされたので、ちまちまと
ごはんを指で広げては、奥まで入り込んでいるゴマくんをつまみだす。
このまま、この作業しててもいいよなぁー・・・
なんて、甘いこと考えている私のところに鼻声リーダーが
お迎えにきてくれました。
今夜もバァバリーダーは公休。おだやかーーな雰囲気でちらしと
おむすび&いなりとこなし、恐怖のそぼろ弁当へ・・
順調に作業は流れ、いい雰囲気だったのだ。誰かがバッカンを
替える時は空けて流し、みんな助け合いながら作業をこなして
いたのに・・・。鼻声リーダーがバッカンを替えるので、空けていたら
いつのまにかレーンのそばにいていたマサコ班長の甲高い怒声が響き渡った!!
「何あけてんの!ちょっと目を離すとこれやっ!大仏!ちゃんと流し!」
ごはんを機械から出し、測りながらケースに入れているベテランの
大仏さんがとばっちりを受けた。当然大仏さんは怒り心頭で反論!
「何いってるのよ!バッカン替えるから空けてと言われたから
開けてるんでしょ!!」
「大ちゃんのせいやないよ!私がバッカン替えるから空けてと言ったんや!」
鼻声リーダーも反論する。しかし、一度マサコ班長に火がつくと
もう止まらない。また、違う人がバッカンを替えるのに開けていたら
「また空けてる!!大仏!何やってるんや!もう替われ!」
と、キィーーキィーーけったいな甲高い声をあげだした。
班のみんなはあきれ顔・・大仏さんは当然怒り爆初。
「なんで私のせいやねんよ!!開けてと言われて開けているんでしょうが!」
「バッカン替える時は空けてもらわないとダメでしょう!何言ってるねん!」
鼻声リーダーも応戦するが、マサコ班長の暴走は止まらない。
別の班での仕事を終えた、ごはん係りのベテランさんがやってきて
「大ちゃん、班長から代われって言われたんだけど・・?」
「何言ってるんよ!なんで私のせいなんよ!」
大仏さんの手元が怒りで震え、ケースにごはんを放り投げだす。
ごはんならしの私はあわててそれを受けてならしていく。
「班長ー、大ちゃんなんともないやないのよ。代わらなくても
いいよね?」
状況をすばやく察知したベテランさんは笑顔ですぐにその場を立ち去った。
「大!しっかり流しぃや!!私がずっと見張ってないとダメなんか!!」
「だから、大ちゃんのせいじゃないって言ってるでしょうが!」
鼻声リーダーの怒りも頂点になるも、マサコ班長は知らぬ顔である。
「ほらぁ!どんどん流しなさいよ!他のレーン見てみぃ!もう終わってるねんよ!」
隣のレーンは食材が足らずに、途中で終わったのだ。
「4時で終わらせてや!いつも遅いんやからな!!」
いつも4時頃に終わっていますって。
みんなとばっちりを受けた大仏さんの為に、何がなんでも空けない
よう協力しあった。あと、120食というところでごはんが
なくなる。食材係りの人がきて、「もうごはんないから、ストップして」
とのことで、終了。リーダー達は社員から「終わったらさっさとパート
をあがらせろ」と命じられているので、鼻声リーダーが班のみんなに
「もうあがって!さっさとあがって!じゃないと私が言われるんやから」
と疲れきった顔で声をかけてくる。
朝3時56分終了
今夜は休みです。また土曜日がんばりまっするー。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
依田みなみさま
ブックマークありがとうございました。
だいありぃ〜の不具合かと思うのですが、依田さんの日記を
こちらでお気に入りに登録できませんでした。
しばらくお待ち下さいませ。
つたない日記ですが、よろしくです。
冷麺のレーンで、冷麺のつゆ袋の盛付けに入る。これは、楽な
部類に入るのだが、袋の上部を折りたたんで納めるので、それに
手間取る時がある。でも、食材盛付けよりはずっと楽チン♪。
次のカップ冷麺の時は、人手が余っていたので私はマサコ班長に
他のレーンの応援に回れと命じられ、ブチ主任に最初寿司成型に行け
と言われるも、食材準備班から「しんきくさい作業やけど、ごはんの
ゴマ取りして」と、バッカンに入った幕の内弁当部分の山盛りに
なったゴマ付きごはんのところへ・・。黒ゴマでよかったよ。
しかし、なんとも地道な作業である。「白いごはんとして使うから
絶対ゴマつけたままにしないでよ」と念押しされたので、ちまちまと
ごはんを指で広げては、奥まで入り込んでいるゴマくんをつまみだす。
このまま、この作業しててもいいよなぁー・・・
なんて、甘いこと考えている私のところに鼻声リーダーが
お迎えにきてくれました。
今夜もバァバリーダーは公休。おだやかーーな雰囲気でちらしと
おむすび&いなりとこなし、恐怖のそぼろ弁当へ・・
順調に作業は流れ、いい雰囲気だったのだ。誰かがバッカンを
替える時は空けて流し、みんな助け合いながら作業をこなして
いたのに・・・。鼻声リーダーがバッカンを替えるので、空けていたら
いつのまにかレーンのそばにいていたマサコ班長の甲高い怒声が響き渡った!!
「何あけてんの!ちょっと目を離すとこれやっ!大仏!ちゃんと流し!」
ごはんを機械から出し、測りながらケースに入れているベテランの
大仏さんがとばっちりを受けた。当然大仏さんは怒り心頭で反論!
「何いってるのよ!バッカン替えるから空けてと言われたから
開けてるんでしょ!!」
「大ちゃんのせいやないよ!私がバッカン替えるから空けてと言ったんや!」
鼻声リーダーも反論する。しかし、一度マサコ班長に火がつくと
もう止まらない。また、違う人がバッカンを替えるのに開けていたら
「また空けてる!!大仏!何やってるんや!もう替われ!」
と、キィーーキィーーけったいな甲高い声をあげだした。
班のみんなはあきれ顔・・大仏さんは当然怒り爆初。
「なんで私のせいやねんよ!!開けてと言われて開けているんでしょうが!」
「バッカン替える時は空けてもらわないとダメでしょう!何言ってるねん!」
鼻声リーダーも応戦するが、マサコ班長の暴走は止まらない。
別の班での仕事を終えた、ごはん係りのベテランさんがやってきて
「大ちゃん、班長から代われって言われたんだけど・・?」
「何言ってるんよ!なんで私のせいなんよ!」
大仏さんの手元が怒りで震え、ケースにごはんを放り投げだす。
ごはんならしの私はあわててそれを受けてならしていく。
「班長ー、大ちゃんなんともないやないのよ。代わらなくても
いいよね?」
状況をすばやく察知したベテランさんは笑顔ですぐにその場を立ち去った。
「大!しっかり流しぃや!!私がずっと見張ってないとダメなんか!!」
「だから、大ちゃんのせいじゃないって言ってるでしょうが!」
鼻声リーダーの怒りも頂点になるも、マサコ班長は知らぬ顔である。
「ほらぁ!どんどん流しなさいよ!他のレーン見てみぃ!もう終わってるねんよ!」
隣のレーンは食材が足らずに、途中で終わったのだ。
「4時で終わらせてや!いつも遅いんやからな!!」
いつも4時頃に終わっていますって。
みんなとばっちりを受けた大仏さんの為に、何がなんでも空けない
よう協力しあった。あと、120食というところでごはんが
なくなる。食材係りの人がきて、「もうごはんないから、ストップして」
とのことで、終了。リーダー達は社員から「終わったらさっさとパート
をあがらせろ」と命じられているので、鼻声リーダーが班のみんなに
「もうあがって!さっさとあがって!じゃないと私が言われるんやから」
と疲れきった顔で声をかけてくる。
朝3時56分終了
今夜は休みです。また土曜日がんばりまっするー。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
依田みなみさま
ブックマークありがとうございました。
だいありぃ〜の不具合かと思うのですが、依田さんの日記を
こちらでお気に入りに登録できませんでした。
しばらくお待ち下さいませ。
つたない日記ですが、よろしくです。
バァバ居ないと、まとまりがよろしい。
2003年8月28日夜10時44分に工場に入る。
ニキビ班長から「ハムに入って」と言われ、ヘルプで入っていた
人と交代。きゅうりに続いてきらいなハムだが、一緒に盛付ける
のが、中国からの留学生である春麗ちゃん。スタイルもよく、美人。
で、さすが中国4千年の歴史を感じさせる器用のよさ!バイトを
初めてまだ半年なのに、その器用さで班でも重宝がられている。
「りりさん、初心者マークはずす決めたか?」
春麗ちゃんは、私とアマミさんにしきりに初心者マークをはずせと
前から言ってきているのだ。
「ダメダメ。わたしはまだこの初心者マークつけとくの!」
「アマミさん言ってた。おまもりだって。アハハ」
「そうそう!これはおまもりなの!」
「りりさん、ハム多いよ。15gだよ」
「へっ?ごめんごめん」
春麗ちゃんは、仕事後ももう一人の留学生友達とバスの始発時間
まで、食堂で勉強している。この間は、日本語検定3級の問題を
おばちゃん連中達に囲まれながら、一生懸命聞いていた。
「こんな熟語、普段使わないよねぇー」
「これなんて読むの?」
「なんやろう?誰か知ってる?」
おばちゃん達なんてしょせんこの程度なのだ(笑)
春麗ちゃん、がんばれよ。
今夜は班の長老(噂によると勤続20年・定年間近らしい)バァバリーダー
が公休で居ない。バァバリーダーが居ない時に我が班をまとめる
のはもう一人のリーダーである、鼻声リーダーである。小柄で
頭の回転が恐ろしく速く、仕事はクール。とにかく、何でも
鮮やかな手つきなのだ。ひそかーーーに、その仕事ぶりは
私のあこがれ。私はこのリーダーから、頻繁に叱られている
けど、何故か嫌いにはなれない。鼻にかかったツヤっぽい声は
まだまだ色気を感じる。バァバリーダーは、すでにボケが入って
いるのか、とにかく怒鳴り散らすだけで状況判断にかけるところがある。
で、ところかまわず「間あけなさんな!!」と怒鳴るので、食材が
入っているバッカンを替える時にも、気を使うのだ。
その点、鼻声リーダーは状況を瞬時に判断してすぐに行動に
うつしてくれるし、的外れな罵声をあげないので鼻声リーダーの
時は、バッカンを替える時も気兼ねなく「バッカン替えるから、
5個開けて下さい!」(レーンに流れる弁当を5個ぐらい
間隔を開けてもらい、その間にバッカンを替える)と、レーンの
頭の人に言えるし、何よりも班のまとまりがいい!みんなが一つに
なっているような雰囲気になるのだ。だから、班のほとんどの人は
ひそかーーーに「はやく、バァバが定年になりますように」と
祈っているかと思う・・。
最後に流す恐怖のそぼろ弁当。今夜はうずらたまごの盛付けを
命じられた。最悪・・・私の前はショウガ盛付けの春麗ちゃん
だけど、横が・・私がもっとも苦手としている巨泉さんだ!
この人は何かとお節介で、かつ人には厳しく自らには甘甘なおばちゃん!
案の定、たまごの盛付け指導が始まった。
「あんたにはあんまし教えたくないんだけどな」
とまで言う。
これには理由がある。一度、違う食材の盛付け指導を受けた
のだが、右利きの私には非常にやりにくい方法だったので、
「私にはこっちのほうがやりやすいのですが・・」
と言ってしまったのがいけなかったのだ。
それ以来「素直じゃない」とまわりに散々言いふらしていやがる。
まぁ、私もせっかく教えてもらいながら悪かったのだが・・。
でも、この巨泉おばちゃんは人に偉そうに指導するくせに、自分の
仕事は雑!!とにかく盛付けが汚い!!一度、あきれて、アマミさん
に愚痴ると「でしょー?あの人、偉そうだけどすっごい不器用よ!」
と同感してくれた。古いからって、とにかく偉そうだけど、偉そう
にするなら、自分の仕事きれいにしておくれよ。
そぼろ弁当のあと、ヘルプでおにぎりの梱包に入ったのだが、
またまた巨泉と一緒・・で、また色々お節介やいてくる。で、
梱包の仕上がりは私とどっこいどっこいの出来なんだから、笑ってしまう。
午前4時40分終了
帰る時に、鼻声リーダーから「あなた6時間勤務なんだから、早出できない?」
と声をかけられる。最近、工場のバイトの勤務時間が長すぎて
保険に入ってない人は、なるべく早くに上がらせているのだが
私のように保険に入っている6時間勤務組は、早くに上がって
しまうと損なのである。で、1時間早く出勤する早出を打診された。
私も早出は魅力なのだが、子供がまだ小さいのでどう考えても
時間的に無理。「強制じゃないから、いいよ。小さい子がいたら無理
よね。わかった。」と笑顔で鼻声リーダーは了承してもらえた。
また今夜がんばるぞ。眠い、眠い・・。
ニキビ班長から「ハムに入って」と言われ、ヘルプで入っていた
人と交代。きゅうりに続いてきらいなハムだが、一緒に盛付ける
のが、中国からの留学生である春麗ちゃん。スタイルもよく、美人。
で、さすが中国4千年の歴史を感じさせる器用のよさ!バイトを
初めてまだ半年なのに、その器用さで班でも重宝がられている。
「りりさん、初心者マークはずす決めたか?」
春麗ちゃんは、私とアマミさんにしきりに初心者マークをはずせと
前から言ってきているのだ。
「ダメダメ。わたしはまだこの初心者マークつけとくの!」
「アマミさん言ってた。おまもりだって。アハハ」
「そうそう!これはおまもりなの!」
「りりさん、ハム多いよ。15gだよ」
「へっ?ごめんごめん」
春麗ちゃんは、仕事後ももう一人の留学生友達とバスの始発時間
まで、食堂で勉強している。この間は、日本語検定3級の問題を
おばちゃん連中達に囲まれながら、一生懸命聞いていた。
「こんな熟語、普段使わないよねぇー」
「これなんて読むの?」
「なんやろう?誰か知ってる?」
おばちゃん達なんてしょせんこの程度なのだ(笑)
春麗ちゃん、がんばれよ。
今夜は班の長老(噂によると勤続20年・定年間近らしい)バァバリーダー
が公休で居ない。バァバリーダーが居ない時に我が班をまとめる
のはもう一人のリーダーである、鼻声リーダーである。小柄で
頭の回転が恐ろしく速く、仕事はクール。とにかく、何でも
鮮やかな手つきなのだ。ひそかーーーに、その仕事ぶりは
私のあこがれ。私はこのリーダーから、頻繁に叱られている
けど、何故か嫌いにはなれない。鼻にかかったツヤっぽい声は
まだまだ色気を感じる。バァバリーダーは、すでにボケが入って
いるのか、とにかく怒鳴り散らすだけで状況判断にかけるところがある。
で、ところかまわず「間あけなさんな!!」と怒鳴るので、食材が
入っているバッカンを替える時にも、気を使うのだ。
その点、鼻声リーダーは状況を瞬時に判断してすぐに行動に
うつしてくれるし、的外れな罵声をあげないので鼻声リーダーの
時は、バッカンを替える時も気兼ねなく「バッカン替えるから、
5個開けて下さい!」(レーンに流れる弁当を5個ぐらい
間隔を開けてもらい、その間にバッカンを替える)と、レーンの
頭の人に言えるし、何よりも班のまとまりがいい!みんなが一つに
なっているような雰囲気になるのだ。だから、班のほとんどの人は
ひそかーーーに「はやく、バァバが定年になりますように」と
祈っているかと思う・・。
最後に流す恐怖のそぼろ弁当。今夜はうずらたまごの盛付けを
命じられた。最悪・・・私の前はショウガ盛付けの春麗ちゃん
だけど、横が・・私がもっとも苦手としている巨泉さんだ!
この人は何かとお節介で、かつ人には厳しく自らには甘甘なおばちゃん!
案の定、たまごの盛付け指導が始まった。
「あんたにはあんまし教えたくないんだけどな」
とまで言う。
これには理由がある。一度、違う食材の盛付け指導を受けた
のだが、右利きの私には非常にやりにくい方法だったので、
「私にはこっちのほうがやりやすいのですが・・」
と言ってしまったのがいけなかったのだ。
それ以来「素直じゃない」とまわりに散々言いふらしていやがる。
まぁ、私もせっかく教えてもらいながら悪かったのだが・・。
でも、この巨泉おばちゃんは人に偉そうに指導するくせに、自分の
仕事は雑!!とにかく盛付けが汚い!!一度、あきれて、アマミさん
に愚痴ると「でしょー?あの人、偉そうだけどすっごい不器用よ!」
と同感してくれた。古いからって、とにかく偉そうだけど、偉そう
にするなら、自分の仕事きれいにしておくれよ。
そぼろ弁当のあと、ヘルプでおにぎりの梱包に入ったのだが、
またまた巨泉と一緒・・で、また色々お節介やいてくる。で、
梱包の仕上がりは私とどっこいどっこいの出来なんだから、笑ってしまう。
午前4時40分終了
帰る時に、鼻声リーダーから「あなた6時間勤務なんだから、早出できない?」
と声をかけられる。最近、工場のバイトの勤務時間が長すぎて
保険に入ってない人は、なるべく早くに上がらせているのだが
私のように保険に入っている6時間勤務組は、早くに上がって
しまうと損なのである。で、1時間早く出勤する早出を打診された。
私も早出は魅力なのだが、子供がまだ小さいのでどう考えても
時間的に無理。「強制じゃないから、いいよ。小さい子がいたら無理
よね。わかった。」と笑顔で鼻声リーダーは了承してもらえた。
また今夜がんばるぞ。眠い、眠い・・。
きゅうり地獄とごはん地獄
2003年8月27日夜10時45分に入る。
私の班はカップの冷麺を盛付け中。
「りりさんはきゅうりの人と変わって下さい」
と、工場で一番ヒステリックババァのマサコ班長に言われて、交代。
・・・・冷麺の盛付けで一番嫌いなのが実はきゅうり・・・。
これがもう!腹立つぐらい入れにくい!!
千切りのきゅうりをカップの内蓋の扇型に凹んでいる部分に
入れるのだが、千切りのきゅうりが踊る踊る!!
10gを流れるカップめがけて盛付けていくうちに、案の定
「追われる」(流れについていけなくなる状態)。普通、入れにくい
きゅうりやハムなどは二人体制で盛付けていくのだが、人手が
足りない時は一人だ。バットから感触で10gつかんで盛付けるも
きゅうりはバランバラン状態。あちこちにはみ出す!
見かねた、社員のニキビ班長(推定年齢22歳・♂)が私の横にスッと
きて、あざやかに盛付けていく。
おかげさまで「追われる」状態脱出。
違う班から、男性のヘルプがはいってくれたのだが、こいつが
悔しいけど、実にうまい!おかげさまで、わたしゃ追われること
なく、自分のペースできゅうりと格闘できました。
私はバイトを始めてまだ日が浅く、初心者マークをつけている。
この初心者マークは、だいたい1ヶ月から3ヶ月ぐらいでとれる
らしいのだが、私としてはこのままずっと初心者マークをつけて
おきたい。と、いうのは以前から「不器用」なのは自覚していたの
だが、この仕事を始めて自分がこれほど「超不器用」だったと
あらためて思い知らされた。もう、笑ってしまうぐらい出来ないのだ。
「わたし、なんでこんな仕事選んでしまったんだろう」
と、落ち込むこと数知れず・・。でも、この不景気で、しかも
借金返済をかかえている身。弱音を吐くわけにはいかぬ。
冷麺のレーンは、冷房がガンガン効いているので寒くて手が
だんだん感覚がなくなっていく。指先が紫色になるほどだ。
きゅうりやハム、錦糸玉子などの冷えている素材を扱うと
余計に手の感覚がなくなっていく。
きゅうりの青臭さが鼻を突き、冷えが容赦なく襲う。
はやく、冷麺製造終了しておくれ。
手の感覚が戻らないまま、冷麺レーン終了後に今度はちらし寿司の
絹さや盛付け・・。これも私が大嫌いな素材である。
二人体制で、四隅に絹さやをV字に盛付けるのだが、絹さやはうまく
手でとらないと破けるし、もともとクタクタなので、きれいな
絹さやを取る間に、「追われる」ことになってしまうのだ。
「絹さやの最後!ちゃんと押さえつけてよ!」
一日一回は私に罵声をあげる、めばりさんに言われて、『っるさいんじゃ!』
と心の中でさけびながら「はい、すみません!」と、返事。
「ほらっ!あなたまた抜けてる!ちゃんと入れぇな!」
と、これまた一日二回以上は叱り飛ばしてくれる鼻声リーダー
に抜けてる弁当を突き出される。
それにしても、手の感覚が戻らない。
でも、なんとか追われることなく無事に終了。
おむすび&いなり弁当は、ケースとカップを頭から流す役なので
すっごい楽チン。それでも、すこしでもケースとケースの間が
開くと、バァバリーダーから「これっ!りりさん!あけるなぁ!」と
怒鳴られるのだが・・。こっちは開けてないよ。追われた人が
入れられなかったケースをあげているから、間があくんだよ。
でも、初心者マークの私は「叱られ役」。もう、慣れてしまったけどな。
恐怖のそぼろ弁当がやってきた・・・・
これがもう、すごい数で毎日2000食以上作っている。
私は、同じ初心者マークのアマミさんと組んでごはんならし。
ところが!なんと、ごはんが出てくる機械が故障してしまい、
手でごはんを測りながら弁当箱に入れてならすことに・・・
機械だと、弁当箱サイズでごはんが出てくるのでならすのが非常に
楽なのだが、手だと、ぐちゃぐちゃのボコボコなので、ならすのに
手間がかかるのだ。アマミさんが手でならし、わたしがごはん押しで
表面を平らにしていくのだが、なんせ流れるスピードが
速いので、アマミさんもきちんと四隅までごはんを広げられない。
だから、私も手で修正してごはん押しして、また修正。すると、あっと
いう間にケースとケースの間があく。そこで、ヒステリックな
マサコ班長の甲高いキィーキィー声が炸裂するのだ。
「ごはん何やってんの!もたもたして!!」
ごはんを測ってケースに入れている二人はすかさずこう言う
「こっちはちゃんとやってるよ!ごはんならしが悪いんやろ!」
はいはい。そのとおりでございます。
「ごはんならし二人もおって、何してるんや!遊んでるのと
ちゃうでぇーーー!しっかりしなさい!!」
やってるって。まったくキィーキィー怒鳴るな。
「ちょっとー、ケース真ん中に流れてないよぉー!ちゃんとしぃや!」
「間あいてる!あけるなぁ!」
「四隅までごはん入れてぇな!漬物沈んで困るのよ!」
あーーーーーうるさい・うるさい!!!!!!
アマミさんと私は無表情でモクモクと作業をこなしていく。
終了午前4時10分
終了後、食堂の喫煙室でアマミさんと一服。
仕事が終わってからの一服は至福のひと時。
今日も無事に終了。
明日に続く・・・
私の班はカップの冷麺を盛付け中。
「りりさんはきゅうりの人と変わって下さい」
と、工場で一番ヒステリックババァのマサコ班長に言われて、交代。
・・・・冷麺の盛付けで一番嫌いなのが実はきゅうり・・・。
これがもう!腹立つぐらい入れにくい!!
千切りのきゅうりをカップの内蓋の扇型に凹んでいる部分に
入れるのだが、千切りのきゅうりが踊る踊る!!
10gを流れるカップめがけて盛付けていくうちに、案の定
「追われる」(流れについていけなくなる状態)。普通、入れにくい
きゅうりやハムなどは二人体制で盛付けていくのだが、人手が
足りない時は一人だ。バットから感触で10gつかんで盛付けるも
きゅうりはバランバラン状態。あちこちにはみ出す!
見かねた、社員のニキビ班長(推定年齢22歳・♂)が私の横にスッと
きて、あざやかに盛付けていく。
おかげさまで「追われる」状態脱出。
違う班から、男性のヘルプがはいってくれたのだが、こいつが
悔しいけど、実にうまい!おかげさまで、わたしゃ追われること
なく、自分のペースできゅうりと格闘できました。
私はバイトを始めてまだ日が浅く、初心者マークをつけている。
この初心者マークは、だいたい1ヶ月から3ヶ月ぐらいでとれる
らしいのだが、私としてはこのままずっと初心者マークをつけて
おきたい。と、いうのは以前から「不器用」なのは自覚していたの
だが、この仕事を始めて自分がこれほど「超不器用」だったと
あらためて思い知らされた。もう、笑ってしまうぐらい出来ないのだ。
「わたし、なんでこんな仕事選んでしまったんだろう」
と、落ち込むこと数知れず・・。でも、この不景気で、しかも
借金返済をかかえている身。弱音を吐くわけにはいかぬ。
冷麺のレーンは、冷房がガンガン効いているので寒くて手が
だんだん感覚がなくなっていく。指先が紫色になるほどだ。
きゅうりやハム、錦糸玉子などの冷えている素材を扱うと
余計に手の感覚がなくなっていく。
きゅうりの青臭さが鼻を突き、冷えが容赦なく襲う。
はやく、冷麺製造終了しておくれ。
手の感覚が戻らないまま、冷麺レーン終了後に今度はちらし寿司の
絹さや盛付け・・。これも私が大嫌いな素材である。
二人体制で、四隅に絹さやをV字に盛付けるのだが、絹さやはうまく
手でとらないと破けるし、もともとクタクタなので、きれいな
絹さやを取る間に、「追われる」ことになってしまうのだ。
「絹さやの最後!ちゃんと押さえつけてよ!」
一日一回は私に罵声をあげる、めばりさんに言われて、『っるさいんじゃ!』
と心の中でさけびながら「はい、すみません!」と、返事。
「ほらっ!あなたまた抜けてる!ちゃんと入れぇな!」
と、これまた一日二回以上は叱り飛ばしてくれる鼻声リーダー
に抜けてる弁当を突き出される。
それにしても、手の感覚が戻らない。
でも、なんとか追われることなく無事に終了。
おむすび&いなり弁当は、ケースとカップを頭から流す役なので
すっごい楽チン。それでも、すこしでもケースとケースの間が
開くと、バァバリーダーから「これっ!りりさん!あけるなぁ!」と
怒鳴られるのだが・・。こっちは開けてないよ。追われた人が
入れられなかったケースをあげているから、間があくんだよ。
でも、初心者マークの私は「叱られ役」。もう、慣れてしまったけどな。
恐怖のそぼろ弁当がやってきた・・・・
これがもう、すごい数で毎日2000食以上作っている。
私は、同じ初心者マークのアマミさんと組んでごはんならし。
ところが!なんと、ごはんが出てくる機械が故障してしまい、
手でごはんを測りながら弁当箱に入れてならすことに・・・
機械だと、弁当箱サイズでごはんが出てくるのでならすのが非常に
楽なのだが、手だと、ぐちゃぐちゃのボコボコなので、ならすのに
手間がかかるのだ。アマミさんが手でならし、わたしがごはん押しで
表面を平らにしていくのだが、なんせ流れるスピードが
速いので、アマミさんもきちんと四隅までごはんを広げられない。
だから、私も手で修正してごはん押しして、また修正。すると、あっと
いう間にケースとケースの間があく。そこで、ヒステリックな
マサコ班長の甲高いキィーキィー声が炸裂するのだ。
「ごはん何やってんの!もたもたして!!」
ごはんを測ってケースに入れている二人はすかさずこう言う
「こっちはちゃんとやってるよ!ごはんならしが悪いんやろ!」
はいはい。そのとおりでございます。
「ごはんならし二人もおって、何してるんや!遊んでるのと
ちゃうでぇーーー!しっかりしなさい!!」
やってるって。まったくキィーキィー怒鳴るな。
「ちょっとー、ケース真ん中に流れてないよぉー!ちゃんとしぃや!」
「間あいてる!あけるなぁ!」
「四隅までごはん入れてぇな!漬物沈んで困るのよ!」
あーーーーーうるさい・うるさい!!!!!!
アマミさんと私は無表情でモクモクと作業をこなしていく。
終了午前4時10分
終了後、食堂の喫煙室でアマミさんと一服。
仕事が終わってからの一服は至福のひと時。
今日も無事に終了。
明日に続く・・・